Sustainability of Fashion Subscription Services in Japan [通常講演]
Lee Hyunyoung; Sakamoto Yuka; Yoshizawa Yasuyo
Nineteenth International Conference on Environmental, Cultural, Economic & Social Sustainability 2023年02月 ポスター発表 University of Ljubljana, Ljubljana Common Ground Research Networks
使用済み食用油(UCO)を分別回収し、バイオディーゼル燃料としてリサイクルすることで、化石燃料の代替燃料として利用することができ、環境負荷の低減につながる。そのため、家庭から排出される使用済み食用油のリサイクルシステムの確立が急務であり、使用済み食用油の分別行動への参加率を向上させるために提供すべき情報の分析が重要である。本研究では、普段の親環境行動(PEB)と環境リスク認知の違いに応じて、UCOの分別回収率を向上させるために提供すべき情報の内容を明らかにするため、計画的行動理論(TPB)モデルに説明変数「情報の提供」を追加し、日本においてUCOの分別回収に参加していない2,380人を分析した。その結果、UCOの分別回収方法に関する情報は、UCOの分別回収への参加意向の形成を促すことが確認できた。さらに、環境リスク認知に乏しい人、普段PEBを行っていない人にとっては、UCOの分別回収方法に関する情報よりも、UCOの分別回収によって環境問題が改善される効果に関する情報の方が今後のUCO分別回収参加意向に効果的であることが分かった。