The analysis focusing on ovarian granulosa cells from reproductive medicine to gynecological tumors
Japan Society for the Promotion of Science:Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
Date (from‐to) : 2021/04 -2024/03
Author : 下屋 浩一郎; 田中 圭紀; 村田 卓也; 杉原 弥香
生殖領域における解析(卵胞液中蛋白濃度の解析):低刺激周期体外受精における採卵時の卵胞液におけるサイトカインと胚盤胞発生率および卵の質との関連を網羅的に解析し、IL-1RA、IL-4、IL-17Aが抽出された。さらに解析を進め、血中のIL-17A濃度が体外受精胚移植の際の卵の質と相関し、有意なマーカーとなりうることが明らかとなり、論文発表を行った。
婦人科腫瘍領域における解析
①顆粒膜細胞腫患者病理検体を用いた検討(病理検体の免疫組織染色による細胞周期分布の解析):
顆粒膜細胞腫の腫瘍細胞がどの細胞周期に最も多く存在しているのかを、顆粒膜細胞腫の手術病理パラフィン切片(サンプルサイズ12例)を用いて確認する。細胞周期関連増殖マーカーであるKi67(G0期を除く全ての周期に陽性)・Cdt1(G1期にのみ特異的に陽性)・Geminin(S・G2・M期に陽性)・MCM7(G1・S期に陽性)を用いて免疫組織染色を行い、その陽性細胞割合を算出し、顆粒膜細胞腫において他の癌腫に比べて周期の発現パターンが異なることを見出した。
②顆粒膜細胞腫細胞株を用いた細胞周期解析と薬剤/エストロゲン添加の影響と検討:卵巣顆粒膜細胞腫細胞株の検討によりHDACi(panobinostat)単剤、プロテアソーム阻害剤単剤、および両剤を併用した際の細胞増殖抑制効果を、検討し、両剤を併用した場合に有意差をもって相加効果を示した。HDACiによる細胞死の原因として、細胞周期、アポトーシス等をフローサイトメトリーで検討行い、細胞周期の停止やアポトーシスの両方の関与を明らかとし本研究成果を論文投稿準備中である。