体育授業のユニバーサルデザインに関する実践的研究-基本の運動編-
日本学術振興会:科学研究費助成事業
研究期間 : 2014年04月 -2018年03月
代表者 : 野崎 武司; 米村 耕平; 細越 淳二; 小方 朋子
体育授業研究と授業UD研究を接合させることを通して、若手教員、体育を専門としない小学校教員にも、体育授業の楽しさに手軽に触れることができるような教材と授業モデルを開発し、その検証を行うことを目的とした。
(1)学習内容の構成、子どもとつなぐ指導方法を配慮して、体育授業UDモデルを開発した。(2)二人なわとびの教材開発を行い、中堅教員を対象に検証実践を行った。体育授業UDモデルの有効性を確認できた。(3)初任者教員を対象として、十分な検証実践を行うことができなかった。
(4)初任者教員は、子どもの関係づくりなどに難点を抱える場合が多い。体育授業UDモデルを十分に有効に働かせることは難しいと思われた。