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神原憲治 (カンバラ ケンジ)

        
    医学部 臨床心理学科 
  • 教授
Last Updated :2025/04/19

研究者情報

学位

  • 医学博士(関西医科大学)
  • 工学士(大阪大学)

J-Global ID

プロフィール

  • 医師, 医学博士
    臨床心理士, 公認心理師


    日本心身医学会 心身医療「内科」専門医
    日本医師会 認定産業医

研究キーワード

  • 心身医学   心療内科学   内受容感覚   機能性身体症候群   アレキシサイミア   心身症   心身相関   ストレス   精神生理学   医療人類学   ストレスプロファイル   

研究分野

  • ライフサイエンス / 内科学一般 / 心身医学
  • 人文・社会 / 臨床心理学
  • ライフサイエンス / 自然人類学 / 応用精神生理学

経歴

  • 2020年04月 - 現在  香川大学大学院医学系研究科教授
  • 2018年04月 - 現在  香川大学医学部 臨床心理学科 心身医学教授
  • 2018年04月 - 2019年03月  京都ノートルダム女子大学客員教授
  • 2015年05月 - 2018年03月  長岡ヘルスケアセンター長岡京駅前メンタルクリニック院長
  • 2011年07月 - 2018年03月  関西医科大学心療内科学講座講師
  • 2013年06月 - 2014年05月  マギル大学医学部生理学部門客員教授
  • 2009年04月 - 2011年06月  関西医科大学心療内科学講座助教

学歴

  • 2001年04月 - 2005年03月   関西医科大学大学院   医学研究科博士課程
  • 1991年04月 - 1997年03月   岐阜大学   医学部   医学科
  • 1984年04月 - 1989年03月   大阪大学   工学部   応用物理学科

所属学協会

  • 日本プライマリ・ケア連合学会   日本行動療法学会   INTERNATIONAL COLLEGE OF PSYCHOSOMATIC MEDICINE   日本内科学会   日本バイオフィードバック学会   日本心療内科学会   日本心身医学会   

研究活動情報

論文

書籍

  • 医療系のための臨床心理学
    神原憲治 (担当:共著範囲:第1章 心と身体のつながり(心身相関))講談社 2023年05月 ISBN: 9784065303894
  • 心療内科学 : 診断から治療まで 「10. アレキシサイミア」
    日本心療内科学会; 中井, 吉英; 久保, 千春 (担当:分担執筆範囲:10. アレキシサイミア)朝倉書店 2022年07月 ISBN: 9784254322651 x, 486p
  • 統合医療 : 理論と実践 revised ed. 2012
    渥美, 和彦; 日本統合医療学会 (担当:分担執筆範囲:Part 2 実践編 バイオフィードバック)日本統合医療学会 2012年01月 2冊
  • 補完・代替医療バイオフィードバックとリラクセーション法
    竹林 直紀; 神原 憲治; 志田 有子; 竹林 直紀 (担当:共著範囲:)金芳堂 2011年03月 ISBN: 4765314685 103
  • 循環器ストレス学 = Stress cardiology
    横山, 光宏; 井上, 信孝 (担当:分担執筆範囲:精神的ストレス評価法)南山堂 2010年03月 ISBN: 9784525246617 xx, 386p

講演・口頭発表等

  • 心理面接教育におけるウェアラブルデバイスと対人プロセス想起法(Interpersonal Process Recall)の活用  [通常講演]
    橋本 忠行; 森田 幸弘; 神原 憲治
    第26回日本心療内科学会総会・学術大会 2022年11月 ポスター発表
  • 心理面接での主観的な体験と客観的指標の関 連(その3):心身相関のダイナミクス分析  [通常講演]
    第; 回日本心身医学会総会ならびに学術講演会
    第63回日本心身医学会総会ならびに学術講演会 2022年06月 ポスター発表
  • 心理面接での主観的な体験と客観的指標の関 連(その4):複数事例の検討  [通常講演]
    橋本 忠行; 森田 幸弘; 神原 憲治
    第63回日本心身医学会総会ならびに学術講演会 2022年06月 ポスター発表
  • 精神生理学的ストレスプロファイルを用いた 機能性消化管障害の身体的評価の検討  [通常講演]
    坂崎友哉; 水野泰行; 神原憲治; 福永幹彦
    第63回日本心身医学会総会ならびに学術講演会 2022年06月 ポスター発表
  • 心身医学における「身体性」と内受容感覚  [招待講演]
    神原憲治
    第63回日本心身医学会総会ならびに学術講演会 2022年06月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • インタラクティブな体験における相互作用の心拍変動による評価
    蓮尾英明; 神原憲治; 吉田幸平; 佐久間博子; 坂崎友哉; 佐野睦夫; 日下菜穂子; 中村裕一
    HCGシンポジウム2021(電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーショングループ) 2021年12月 シンポジウム・ワークショップパネル(公募)
  • 日常生活での 心身モニタリングによる ストレス評価の試み  [通常講演]
    小西奈美; 吉田信明; 澤田砂織; 神原憲治
    第25回日本心療内科学会総会・学術大会 2021年10月 口頭発表(一般)
  • 心理面接での主観的な体験と客観的指標の関連:ウェアラブルデバイスとビデオ記録による2事例の検討(その1)  [通常講演]
    森田幸弘; 橋本忠行; 神原憲治
    第62回日本心身医学会総会 2021年07月 ポスター発表
  • 心理面接での主観的な体験と客観的指標の関連:ウェアラブルデバイスとビデオ記録による2事例の検討(その2)  [通常講演]
    橋本忠行; 森田幸弘; 神原憲治
    第62回日本心身医学会総会 2021年07月 ポスター発表
  • ストレスと行動医学 - 内受容感覚と心身の気づき -  [招待講演]
    神原憲治
    第25回日本行動医学会学術総会 2018年12月 口頭発表(招待・特別)
  • A Reconsideration of the Concept of "Alexisomia".  [通常講演]
    Kenji Kanbara; Haruhiko Murakawa; Mikihiko Fukunaga
    The 21st World Congress on Psychosomatic Medicine 2011年08月 口頭発表(一般)

MISC

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 薬物依存症を抱える女性の「身体感覚」に着目した依存症回復支援の検討
    日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2024年04月 -2027年03月 
    代表者 : 小西 奈美; 内堀 惠美; 神原 憲治; 大久保 千惠
  • PE療法にバイオフィードバック法を併用したPTSD治療の開発
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2021年04月 -2026年03月 
    代表者 : 村松 朋子; 神原 憲治
     
    PTSDの治療において、これまで高い有効性が認められているのは、Prolonged Exporsure Therapy(PE療法)であるが、PE療法が著効しない群も一定数存在することも事実である。PE療法が著効しなかった群は、身体症状が多く認められることが多く、これらの症状については、従来のPE療法では体の感覚や生理的な調整不全については直接焦点づけていない。本課題では、心肺指標のリアルタイム可視化によるバイオフィードバック法を追加併用する手法の効果について検討することを目的としている。 本研究では、研究コンセプトをシンプルにする工夫として、認知の修正を目指す認知行動療法(CBT)を『トップダウン介入』とし、身体体症状を生理指標で可視化し、それを手がかりにPTSDに取り組む介入を『ボトムアップ介入』と定義し、研究提案する。PE療法はCBTの一種である。トップダウン介入となるCBTに加えて、身体症状や抑制された動きを扱うボトムアップ介入を組み合わせることで、CBT単独では効果が見られなかった症例に対しても、より良いPTSD対処方法になることを期待している。 フォーマット化されたPE療法では、その他の多くのCBTと同じように、対象者はいくつかのホームワークが課せられる。そのホームワークのひとつに呼吸法があるが、その呼吸法を実施する時に心拍と呼吸をリアルタイムに計測し、そのデータをフィードバックすることで、RSA振幅の正常化を促す。自分の緊張状態をRSA振幅により客観的に知ることを学び、そしてトラウマに対する調整不能感を改善させ、「コントロール不能」という信念を「コントロール可能」という信念に転換することを目指す。当該年度は、研究体制の構築と研究協力者のリクルートに力を入れ、データの収集を開始した。
  • 機械学習を用いた生理的ストレス反応のパターン分析と臨床的ストレス反応モデルの構築
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2020年04月 -2024年03月 
    代表者 : 神原 憲治
     
    本研究では、ストレスによる心身の反応について、生理的ストレス反応及び臨床像のデータから、臨床的に意味のあるストレス変化のパターンを抽出し、モデル化することを目的としている。研究計画に基づき、前年度に引き続き、生理的ストレス反応-回復、心理検査、疫学的及び臨床情報を組み合わせ、臨床的に意味のあるストレス反応パターンの抽出を行った。
    ①前年度に見出された、機能性疾患群における心拍変動のストレス反応の特徴的なパターンについて、今年度は論文作成を行い、現在投稿中である。 ②心拍変動とQOL(Quality of Life)との関係について、QOLの低下したストレス関連疾患群においては、迷走神経系の心拍変動がQOLと強く関係し、迷走神経系の心拍変動はQOLを反映する有用な生理指標であることが示された。これについて論文を作成・投稿し、英文誌に掲載された。 ③心拍及び活動量の経時的データによる日常生活下でのストレス評価において、迷走神経系心拍変動の特徴的なパターンや昼夜のリズムが健康度に関与する可能性についてまとめ、学会発表を行った。 ④心拍変動以外のデータも併せてストレス反応パターンの抽出を行うため、健常群の追加測定を行い、疾患群のデータと併せてデータベースの整備を行った。これを基に、ストレス反応パターンの抽出や分類について解析を進める予定である。
  • 心理面接での主蜆的な体験とウェアラブルデバイスを用いた客観 的指標の関連
    パナソニックホールディングス:共同研究
    研究期間 : 2023年11月 -2024年03月
  • 光環境サイクルという視点からの、新たな心身症治療法の可能性
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2018年04月 -2023年03月 
    代表者 : 福永 幹彦; 阿部 哲也; 神原 憲治
     
    光環境サイクルは生体に大きな影響を与えるとされているが、病状にたいする治療的な影響についてはいまだ検討されていない。本年度は、生体機能異常を呈することが多い、心身症患者における光環境サイクルの影響を検討した。対象は心身症にて入院患者のうち研究に同意の得られた15人。携帯型の照度、運動量、心電図計測器を用いて24時間記録を行い、結果を、日中と夜間における光照射量と自律神経機能、心身症症状との関連を検討した。 結果、積分照度が大きいいほど、心拍変動により得られる自律神経機能が良好であり、この両者には相関がみられた。一方運動量と自律神経機能の間には有意な相関はみられなかった。光照射、運動量のいずれもが、自律神経機能に影響すると考えていたが、光照度が活動量よりも患者の自律神経機能に大きな影響を与えていた。 運動量の多寡によって自律神経機能に違いが認められなかったことは、入院という環境下では、患者間の運動量に大きな差が生じにくく、このため運動の影響が評価できなかったものと考えられる。一方、入院という均質な環境、病室という限られた空間においても、光照射量の違いが、自律神経機能の良否に影響したということは、入院環境における窓の存在や、窓からの日光の照射量、室内の光照明環境などが、患者の病状の回復に重大な影響を与える可能性を示唆しており、今後の病院、病室設計や入院生活プログラムの作成において光照射量を考慮する必要性考があるとえられた。
  • QOL計測とハートフルネス実践による食体験共創システム
    科学技術振興機構:戦略的な研究開発の推進 未来社会創造事業 探索加速型
    研究期間 : 2020年 -2022年 
    代表者 : 中村 裕一
     
    食体験共有の実践、QOL計測、フィードバックについてそれぞれ以下の課題を達成し、それらの協働がQOLを高めるために機能することを実証する。• リアル・バーチャル混在の食体験共有の枠組み「拡張シェアダイニング」として、購買,調理,食事の体験を他者と共有する仕組みを産業界と協力して設計し、地域コミュニティなどと協力しながら実践する。• 生理的計測、運動量計測,発話・表情・しぐさなどの外部表出、情報発信などと身体的状態、心理的状態、社会交流状態に関するQOL指標との密接な関係を確認し、エビデンスデータを蓄積しながら、利用者の負担なくQOLを経時的に観測することを可能にする。• 食の体験共有によって参加者の良い状態が得られることをQOL計測に基づいて確認し、それを基に参加者のメタ認知を促進するフィードバック手法の良さを実証するとともに、フィードバックを支援する情報システムを設計・実装する。
  • がん患者の不眠障害に対する在宅心身モニタリングの検討
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2018年04月 -2021年03月 
    代表者 : 蓮尾 英明; 神原 憲治
     
    ・先行研究である、がん患者の家族介護者を対象とした在宅心身モニタリングの有用性と問題点を検討した結果を、2018年4月にJournal of Palliative Medicineに投稿、2018年9月に採用されている(A study of the self-care system for family care-givers of cancer patients by the resonant breathing using portable device at home: A randomized open label study)。 ・先行研究である、がん患者の家族介護者の睡眠に対する心拍変動バイオフィードバックの有用性を検討した報告を、2019年3月にFrontiers in Midicineに投稿中である(Effect of heart rate variability biofeedback session on sleep: A pilot study among family caregivers of patients with cancer)。 ・本研究は、2017年11月4日にUMIN登録(000029820)、12月26日に関西医科大学のIRB承認を得て、2018年2月から登録を開始している(終了日2020年12月31日)。2019年4月現在34例の登録が得られている。
  • 日常生活での心身モニタリングによるストレス評価と疾病リスクの予測についての検討
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2017年04月 -2020年03月 
    代表者 : 神原 憲治; 小西 奈美
     
    研究実施計画に基づき、日常生活での心身モニタリングによるストレス評価を行った。ストレス評価測定にあたり、生理指標についてはウェアラブルデバイス(アクチグラフ)及び心拍センサー(POLAR社 H10)を用いた。心理指標については、スマートフォンやタブレット端末において入力できるアプリケーションを用いた。
    今年度は健常人の測定を行ってその予備的解析を行い、測定上の問題点の抽出、解析アルゴリズムの検討などを行った。それらの検討に基づいて、携帯端末用アプリケーション「セリフモニタリングダイアリー」についてのプログラムの修正も行った。また、前年度はアップル社iOSバージョンのみだったが、今年度はGoogle社のAndroid バージョンを作成した。
    解析においては、セルフモニタリングダイアリーのスケール評価に基づく「体調スコア」をエンドポイントの一つとして導入し、それと活動量の各種スコア、心拍・心拍変動、及び心理指標との関連についての検討を行うデータベースの構築を行った。このデータベースをもとに、多変量解析や機械学習等の非線形解析を進めていく予定である。
  • 在宅での心身モニタリングによるセルフケア医療システムの検討
    公益財団法人ファイザーヘルスリサーチ振興財団:ファイザーヘルスリサーチ 第23 回(平成26 年度)国 内共同研究(年齢制限なし)助成
    研究期間 : 2014年12月 -2016年03月 
    代表者 : 神原憲治
  • 機能性身体症候群における精神生理学的評価と心理的評価を用いた病態の検討
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2010年 -2012年 
    代表者 : 神原 憲治; 福永 幹彦
     
    機能性身体症候群において、生理機能のストレスに対する反応にいくつかの逸脱パターンがみられた。心理面では、ストレス負荷時に客観的生理指標とそれに対応する主観的感覚との間に乖離がみられ、不安、抑うつなどの気分の逸脱、身体感覚増幅、アレキシサイミア傾向がみられた。また、緊張、不安、抑うつと関連して唾液アミラーゼが高く、交感神経機能亢進が示唆され、それに対して自律訓練法の有用性が考えられた。機能性身体症候群では、生理機能と心理面の両者の関係性に着目した評価が重要であり、それに基づいたアプローチを検討する必要がある。

委員歴

  • 2024年06月 - 現在   日本心身医学会   用語委員会 委員長
  • 2024年06月 - 現在   日本心身医学会   理事
  • 2022年06月 - 現在   日本バイオフィードバック学会   資格認定員会 委員長
  • 2018年06月 - 現在   日本心身医学会   和文誌編集委員会 編集同人
  • 2016年10月 - 現在   日本心療内科学会   評議員
  • 2010年07月 - 現在   日本バイオフィードバック学会   理事
  • 2012年06月 - 2024年06月   日本心身医学会   代議員
  • 2019年04月 - 2024年03月   日本ライフスタイル医学会   理事長
  • 2018年06月 - 2022年08月   日本心身医学会   教育研修委員会 委員
  • 2018年12月 - 2020年09月   日本心療内科学会   総務委員会 委員
  • 2008年09月 - 2016年06月   日本心身医学会   専門医制度委員会 委員

担当経験のある科目

  • 心身医学と心理支援香川大学大学院
  • 人体の構造と機能及び疾病Ⅴ(心理援助職のための内科的疾患概説)香川大学
  • 心身医学香川大学
  • 早期体験学習(多職種連携)香川大学
  • 医療心理学香川大学
  • 医学概論香川大学

社会貢献活動

  • こころとからだの気づきと行動変容 - 心身医学と内受容感覚の視点から -
    期間 : 2023年09月16日 - 2023年09月16日
    役割 : 講師
    種別 : 講演会
    主催者・発行元 : 和歌山県栄養士会
    イベント・番組・新聞雑誌名 : 和歌山県栄養士会 令和5年度 地域活動事業部 近畿ブロック研修会
    学術団体

学術貢献活動

  • 期間 : 2009年09月01日 - 現在
    役割 : 企画立案・運営等
    種別 : 学会・研究会等
    主催者・責任者 : 神原憲治, 村川治彦
  • 第3回日本ライフスタイル医学会
    期間 : 2023年09月28日 - 2023年10月02日
    役割 : 企画立案・運営等
    種別 : 学会・研究会等
    主催者・責任者 : 日本ライフスタイル医学会
  • 期間 : 2018年04月01日 - 2023年03月31日
    役割 : 企画立案・運営等
    種別 : 学会・研究会等
    主催者・責任者 : 神原憲治, 白井珠美

その他のリンク

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