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松沢智彦 (マツザワ トモヒコ)

        
    農学部 応用生物科学科 
  • 助教
Last Updated :2025/04/19

研究者情報

学位

  • 博士(農学)(2013年03月 九州大学)

科研費研究者番号

  • 10711971

ORCID ID

J-Global ID

研究キーワード

  • 酵素   糖質   麹菌   酵母   キシログルカン   

研究分野

  • ライフサイエンス / 応用生物化学 / 糖質科学
  • ライフサイエンス / 応用微生物学
  • ライフサイエンス / 応用生物化学 / 酵素学

経歴

  • 2021年07月 - 現在  香川大学農学部助教
  • 2017年10月 - 2021年06月  国立研究開発法人産業技術総合研究所生物プロセス研究部門主任研究員
  • 2013年04月 - 2017年09月  国立研究開発法人産業技術総合研究所生物プロセス研究部門研究員

学歴

  • 2010年04月 - 2013年03月   九州大学   大学院生物資源環境科学府   生命機能科学
  • 2008年04月 - 2010年03月   香川大学   大学院農学研究科   生物資源利用学
  • 2004年04月 - 2008年03月   香川大学   農学部   生命機能科学科

所属学協会

  • 日本応用糖質科学会   日本生物工学会   日本農芸化学会   

研究活動情報

論文

MISC

  • メタゲノムを利用した有用酵素の探索
    松沢智彦; 木村信忠; 末永光; 末永光 応用糖質科学 8 (2) 2018年
  • 油脂酵母Lipomyces starkeyiのdelta12-fatty-acid desaturaseの機能解析
    松沢智彦; 前原智子; 神坂泰; 荒学志; 高久洋暁; 矢追克郎 日本農芸化学会大会講演要旨集(Web) 2018 2018年
  • メタゲノムを活用した新規ホスホリラーゼスクリーニング法の構築
    柴田理沙; 佐藤耕平; 杉本直久; 仁平高則; 北岡本光; 松沢智彦; 末永光; 矢追克郎; 片山高嶺; 中井博之 応用糖質科学 7 (3) 2017年
  • Bp-8 進化分子工学によるTrichoderma reesei由来キシラナーゼIII(XynIII)の耐熱化(キシラン、セルロース、グルカン関連酵素,一般講演,一般社団法人日本応用糖質科学会平成27年度大会(第64回))
    矢追 克郎; 松沢 智彦 応用糖質科学 : 日本応用糖質科学会誌 5 (3) B44 2015年08月
  • Bp-9 バイオマス糖化を促進するメタゲノム由来GH43キシロシダーゼCoXyl43の解析(キシラン、セルロース、グルカン関連酵素,一般講演,一般社団法人日本応用糖質科学会平成27年度大会(第64回))
    松沢 智彦; 金子 哲; 矢追 克郎 応用糖質科学 : 日本応用糖質科学会誌 5 (3) B45 2015年08月
  • 2P-027 トリコデルマ由来キシラナーゼXynIII の耐熱化(酵素学,酵素工学,一般講演)
    松沢 智彦; 矢追 克郎 日本生物工学会大会講演要旨集 67 181 -181 2015年
  • 3P-161 バイオマス糖化に資するメタゲノム由来GH43キシロシダーゼの解析(バイオマス,資源,エネルギー工学,一般講演)
    松沢 智彦; 金子 哲; 矢追 克郎 日本生物工学会大会講演要旨集 66 235 -235 2014年
  • 酵母のストレス逃避術(バイオミディア)
    松沢 智彦 生物工学会誌 : seibutsu-kogaku kaishi 91 (9) 528 -528 2013年
  • 3Dp04 分裂酵母におけるエタノール誘導性プロモーターの機能解析と応用(遺伝子工学,一般講演)
    松沢 智彦; 竹川 薫 日本生物工学会大会講演要旨集 64 133 -133 2012年

受賞

  • 2024年09月 日本応用糖質科学会 奨励賞
  • 2023年03月 日本農芸化学会 農芸化学奨励賞
  • 2022年10月 日本生物工学会 若手賞
  • 2019年01月 日本木質学会 Journal of Wood Science論文賞
  • 2017年09月 日本応用糖質科学会東日本支部 奨励賞
  • 2013年01月 日本農芸化学会西日本支部 奨励賞(学生の部)
  • 2012年12月 日本生物工学会九州支部 学生賞
  • 2008年03月 日本農芸化学会中四国支部 学生奨励賞

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 植物の多糖類の構造的多様性に適応した麹菌の分解システムの解析
    日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2024年04月 -2028年03月 
    代表者 : 松沢 智彦
  • 瀬戸内海の物質循環を協調的に支える微生物群の解明
    公益財団法人 発酵研究所:研究室助成
    研究期間 : 2023年04月 -2027年03月
  • オミックス解析による酵素の探索とその理解
    公益財団法人 発酵研究所:一般研究室助成
    研究期間 : 2022年04月 -2024年03月
  • 微生物のオリゴ糖を介した環境認識
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    研究期間 : 2018年04月 -2022年03月 
    代表者 : 松沢 智彦
     
    麹菌Aspergillus oryzaeがオリゴ糖存在下において発現を誘導する推定糖質分解酵素の機能解析を進め、新たに植物由来多糖類(キシログルカン)の分解に重要な酵素(α-キシロシダーゼ)を見いだすことができた。本酵素はこれまでの研究において同定したイソプリメベロース(グルコースとキシロースから成る二糖)生成酵素によって生成されたイソプリメベロースを分解する酵素であり、イソプリメベロース以外にもキシログルカンオリゴ糖のキシロース側鎖にも作用することが明らかになった。本酵素以外にも、多糖類をオリゴ糖化する複数の糖質加水分解酵素を同定することができた。また、昨年度までに見出したオリゴ糖依存的に発現が誘導される酵素をコードする遺伝子を破壊した麹菌の作製を行った。 昨年度までに単離したユニークな酵素について結晶構造解析を進め、その立体構造情報を基に、複数の変異酵素の取得およびその酵素学的諸性質の解析によって酵素の基質認識メカニズムなどの解析を進めた。 昨年度までに行ったトランスクリプトーム解析の結果を参考に、新たな培養条件での遺伝子発現解析(リアルタイムPCR解析など)を進めた。また、上記酵素をコードする遺伝子の転写制御機構を明らかにするために、Yeast One Hybrid法による当該遺伝子の推定プロモーター領域に結合する転写因子を探索するための基盤構築を進めた。具体的には、レポーターアッセイに使用するプロモーター領域の検討や複数の推定転写因子のクローニングなどを進めた。
  • 新規有用物質生産に資する麹菌酵素ライブラリーの構築と利用
    公益財団法人 野田産業科学研究所:奨励研究助成
    研究期間 : 2020年04月 -2021年03月
  • メタゲノム由来高機能β-グルコシダーゼの解析と応用
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究(B)
    研究期間 : 2014年04月 -2018年03月 
    代表者 : 松沢 智彦
     
    環境中の微生物に由来するメタゲノムライブラリーから、高い生成物阻害耐性や熱安定性を有する高機能β-グルコシダーゼを複数単離することに成功した。高機能β-グルコシダーゼの酵素学的な諸性質の解析やリグノセルロース系バイオマスの糖化反応への利用の検討によって、単離した酵素が酵素学的にユニークであり、かつリグノセルロース系バイオマスの糖化反応に有用であることが明らかになった。また、高機能β-グルコシダーゼへの変異導入試験によって熱安定性の改善や糖転移メカニズムの解析を進めることができた。
  • 糖類の代謝経路を改変した酵母による有用物質生産系の確立
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 特別研究員奨励費
    研究期間 : 2011年 -2012年 
    代表者 : 松沢 智彦
     
    微生物による物質生産には強力な遺伝子発現誘導システムが不可欠である。私は分裂酵母のグルコース飢餓応答機構やグリセロール代謝の制御機構の解明、並びにこれらの改変によるグリセロールを資源として用いた物質生産を目指し、研究を行っている。前年度までの研究によって分裂酵母のグルコース飢餓応答機構やグリセロール代謝の制御機構を明らかにすることができた。そこで、次に、グリセロールを資源とした培地において機能する強力な遺伝子発現誘導システムの構築を行った。グリセロールを炭素源・エネルギー源として利用する(資化)する為に必須なグリセロールデヒドロゲナーゼをコードするgld1遺伝子のプロモーター領域を用い、遺伝子発現誘導システムの構築を行った。gld1遺伝子はグルコースが豊富な条件下では発現が抑制され、グリセロール培地にエタノールや1- ガラクトースの代謝経路とその制御メカニズムを解明するにあたり、ガラクトース代謝の最初のステップであるガラクトースの細胞外から細胞内への取り込みに魚要であると考えられるヘキソーストランスポーターGht2を同定した。Ght2はグルコース豊富な条件下においてガラクトースの取り込みに関与していると考えられる。

その他のリンク

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