研究者データベース

角道弘文 (カクドウ ヒロフミ)

        
    創造工学部 創造工学科 創発科学研究科 創発科学専攻 
  • 教授
Last Updated :2026/06/24

研究者情報

学位

  • 農学博士(東京農工大学)

J-Global ID

研究キーワード

  • 農業土木学   Drainage and Rural Engineering   Irrigation   

研究分野

  • 環境・農学 / 地域環境工学、農村計画学

経歴

  • 2018年 - 現在  香川大学創造工学部,教授
  • 2014年 - 2018年  香川大学工学部, 教授
  • 2007年 - 2014年  香川大学工学部, 准教授Faculty of Engineering
  • 1999年 - 2007年  香川大学工学部, 助教授Faculty of Engineering
  • 1997年 - 1999年  香川大学工学部, 助手Faculty of Engineering
  • 1993年 - 1997年  香川大学農学部, 助手Faculty of Agriculture
  • 1991年 - 1992年  社団法人農村環境整備センター, 主任研究員

学歴

  •         - 1991年   東京農工大学大学院   連合農学研究科   生物生産学専攻
  •         - 1987年   宇都宮大学大学院   農学研究科   農業開発工学専攻
  •         - 1984年   宇都宮大学   農学部   農業開発工学科

所属学協会

  • International Society of Paddy and Water Environment Engineering   水文・水資源学会   環境情報科学センター   農村計画学会   農業農村工学会   

研究活動情報

論文

書籍

  • 農業水利学
    加藤亮; 飯田俊彰; 松野裕; 松井宏之; 髙松利恵子; ��田貢士; 猪迫耕二; 登尾浩助; 弓削こずえ; 岡島賢治; 酒井一人; 荘林幹太郎; 角道弘文; 鈴木哲也; 中矢哲郎; 治多伸介; 岡澤宏; 花崎直太; ��田武郎; 中村公人; 小出水規行; 渡部恵司; 吉川夏樹; 谷口智之; ��田修一郎; 若杉晃介; 伊藤良栄 (担当:分担執筆範囲:)文永堂出版 2021年04月
  • 農村計画学
    朝倉書店 2012年 ISBN: 9784254440270
  • 改訂七版農業農村工学ハンドブック(本編「第2部農業・農村の整備計画」「水辺環境施設」)
    丸善 2010年
  • 水土を拓く-知の連環-「第3部地域編-讃岐平野-」
    農山漁村文化協会 2009年 ISBN: 9784540091100
  • 改訂六版農業土木ハンドブック(本編「第2部農業・農村の整備計画」「水辺環境施設」)
    丸善 2000年
  • 讃岐のため池誌
    ぎょうせい 2000年

講演・口頭発表等

  • 水生植物の生息場としてのため池の評価とコウホネ類の生育環境条件の検討  [通常講演]
    角道弘文; 南部開一
    第77回農業農村工学会中国四国支部講演会 口頭発表(一般)
  • Modelling the relationships between local landscape features and habitat suitability of Genji-firefly Luciola cruciata using Random Forests  [通常講演]
    Tomoya Ogami; Shinji Fukuda; Hirofumi Kakudo
    2022 Joint 12th International Conference on Soft Computing and Intelligent Systems and 23rd International Symposium on Advanced Intelligent Systems 2022年12月 口頭発表(一般)
  • 小規模ため池の防災対策と管理保全に関する一考察  [通常講演]
    角道弘文
    第69回農業農村工学会大会講演会 2020年09月
  • ラジオテレメトリーによる一年を通したニホンイシガメの追跡  [通常講演]
    谷口真理; 三根佳奈子; 角道弘文
    日本爬虫両棲類学会第58回岡山大会 2019年11月 口頭発表(一般)
  • ため池の水位低下とガガブタの生育分布との関係  [通常講演]
    角道弘文
    第68回農業農村工学会大会講演会 2019年08月 口頭発表(一般)
  • 中山間地域における未使用水田の管理状況の違いによる侵入植生の比較検討  [通常講演]
    第72回農業農村工学会中国四国支部講演会 2017年
  • 中山間地域の小規模ため池における維持管理実態の調査  [通常講演]
    第72回農業農村工学会中国四国支部講演会 2017年
  • ため池及びその周辺におけるニホンイシガメの生息環境条件の推定  [通常講演]
    平成28年度農業農村工学会大会講演会 2016年
  • 絶滅危惧種マツカサガイの生息に適した水路床の物性に関する研究  [通常講演]
    平成28年度農業農村工学会大会講演会 2016年
  • 小規模ため池の放棄実態の把握と沈水植物の生育に影響を及ぼす環境特性の検討  [通常講演]
    平成28年度農業農村工学会大会講演会 2016年
  • ため池におけるニホンイシガメの生息環境特性  [通常講演]
    日本爬虫両棲類学会第55回沖縄大会 2016年
  • 水路とため池の接続部における水生生物の出現状況  [通常講演]
    平成27年度農業農村工学会大会講演会 2015年
  • 絶滅危惧種マツカサガイの流れ場における潜砂行動特性と移送に関する研究  [通常講演]
    平成27年度農業農村工学会大会講演会 2015年
  • ニホンイシガメの這い上がり能力及び登坂能力の検討  [通常講演]
    平成27年度農業農村工学会大会講演会 2015年
  • ため池におけるニホンイシガメとミシシッピアカミミガメの移動範囲  [通常講演]
    日本爬虫両棲類学会第54回大会 2015年
  • 止水条件下でのマツカサガイの潜砂行動  [通常講演]
    平成26年度農業農村工学会大会講演会 2014年
  • Development of an Operation Rule of Irrigation Ponds for the Compatibility of Water Supply and Flood Mitigation  [通常講演]
    The Third Chiayi-Kagawa Workshop 2014年
  • Distribution of Individuals and Environment for the Habitat of the freshwater mussel, Pronodularia japanensis  [通常講演]
    Aquatic Environment Seminar between KIOST and Kagawa University 2013 2013年
  • ため池周縁部の樹冠がトンボ目幼虫の多様性に及ぼす影響  [通常講演]
    平成25年度農業農村工学会中国四国支部講演会 2013年
  • 絶滅危惧種マツカサガイの農業用水路における生息分布と生息条件について  [通常講演]
    平成25年度農業農村工学会中国四国支部講演会 2013年
  • Study on the Coefficient of Static Friction of the Artificial Reefs  [通常講演]
    Pacific Congress on Marine Science and Technology 2012 2012年
  • ため池の浅場におけるトンボ目幼虫の出現状況について  [通常講演]
    平成23年度農業農村工学会大会講演会 2011年
  • ため池の水位変動に伴う露呈後の再冠水がトンボ目幼虫の生息に及ぼす影響  [通常講演]
    第23回環境研究発表会 2011年
  • ため池における水生昆虫の生息場としての水生植物の有効性  [通常講演]
    平成21年度農業農村工学会大会講演会 2009年
  • ため池の水位低下が水生昆虫の生息に及ぼす影響  [通常講演]
    2009年度農村計画学会秋期大会・学術研究発表会 2009年
  • ため池の水生植物が水生昆虫の生息に及ぼす効果について  [通常講演]
    第23回環境研究発表会 2009年
  • ため池における外来魚の選好性に関する研究  [通常講演]
    平成20年度農業農村工学会大会講演会 2008年
  • 河川敷公園における子どもの親水活動と河川環境との関係について  [通常講演]
    平成20年度農業農村工学会大会講演会 2008年
  • 農業農村工学会の戦略的研究申請支援について  [通常講演]
    平成20年度農業農村工学会大会講演会 2008年
  • 水流発生装置を用いた貯水池の水温躍層破壊による水質改善実験  [通常講演]
    平成19年度土木学会四国支部第13回技術研究発表会 2007年
  • 廃止ため池における水生昆虫の生息状況  [通常講演]
    平成19年度農業農村工学会大会講演会 2007年
  • ため池水際部の環境特性と水生昆虫の生息状況との関連  [通常講演]
    平成19年度農業農村工学会大会講演会 2007年
  • 都市農村交流活動による中山間地域振興の実現可能性  [通常講演]
    平成19年度農業農村工学会大会講演会 2007年
  • 戦略的研究資金への応募から得られた成果と課題  [通常講演]
    平成19年度農業農村工学会大会講演会 2007年
  • 農業土木分野の研究環境を向上させるための学会行動計画案  [通常講演]
    平成19年度農業農村工学会大会講演会 2007年
  • 農業用ため池を活用した洪水調節計画の検討  [通常講演]
    平成18年自然災害フォーラム 2006年
  • 水流発生装置の連続運転による貯水池の水温躍層破壊実験  [通常講演]
    平成18年度土木学会四国支部第12回技術研究発表会 2006年
  • 絶滅危惧種ドジョウの生態に配慮したため池改修計画の検討  [通常講演]
    平成18年度土木学会四国支部第12回技術研究発表会 2006年
  • ため池水際部における水生昆虫の生息状況と水環境  [通常講演]
    平成18年度農業土木学会大会講演会 2006年
  • 水生昆虫の生息空間としての機能を支える溜池の環境特性  [通常講演]
    日本生態学会第52回大会自由集会 2005年
  • 香川県内灌漑用ため池の被災事例と得られた教訓  [通常講演]
    平成17年自然災害フォーラム 2005年
  • ため池を含む流域の環境がトンボ目成虫の生息に及ぼす影響  [通常講演]
    平成17年度農業土木学会大会講演会 2005年
  • 生物の生息空間としてのため池と水環境  [通常講演]
    第60回農業土木学会中国四国支部講演会 2005年
  • 生物生息空間としてのため池環境要素の抽出  [通常講演]
    農村計画学会学術研究発表会 2004年 ポスター発表
  • 校内ビオトープの整備実態とその水環境要素の把握  [通常講演]
    平成16年度土木学会四国支部第10回技術研究発表会 2004年
  • On Detection of Environmental Factors for Multiple Species Habitat in an Irrigation Tank  [通常講演]
    農村計画学会学術研究発表会 2004年 ポスター発表

作品等

  • アサリ資源回復に向けた取組に関する研究
    2017年
  • 里海づくり活動の効果の実証に関する研究
    2015年
  • 府中湖における浮体施設による水質改善技術の開発
    2013年
  • ふるさと・水と土保全対策業務(中讃地域)
    2011年
  • 平成23年度香川用水土器沿岸農業水利事業地域用水施設水理検討委託業務
    2011年
  • 西ハゼ地区深井戸の適正汲み上げ量に関する研究
    2011年
  • ふるさと・水と土保全対策業務(東讃地域)
    2010年
  • 次期「高松市水循環健全化計画(仮称)」策定に伴う基礎的調査・現状等分析,計画策定支援
    2010年
  • ふるさと・水と土保全対策業務(小豆地域)
    2009年
  • ふるさと・水と土保全対策業務(西讃地域)
    2008年
  • 香川県における自然再生型水圏環境改善技術開発に関する研究
    2006年
  • 河川への流出量抑制を目的とした溜池群の管理運用方式の検討
    2005年
  • 溜池における維持管理と水生動物の生息状況の把握
    2005年
  • 香川県における自然再生型水圏環境改善技術に関する研究
    2005年
  • 多度津地区水質改善等実証試験業務
    2004年
  • スラッジ排出装置の開発・製作及び実証実験
    2004年
  • 多度津地区水質改善等実証試験業務
    2004年
  • 農業用水再編対策事業多度津地区水質改善等実証試験業務
    2003年
  • 傾斜土槽によるため池水質改善の性能評価
    2003年
  • 二股池土地改良区の水利調査
    2003年
  • 農業用水再編対策事業多度津地区水質改善等実証試験業務
    2003年
  • 農業用水再編対策事業多度津地区水質改善方法調査検討業務
    2002年
  • 農業用水路における生物種の多様性とため池放流操作
    2002年
  • 平成14年度香川用水土器川沿岸地区委託調査
    2002年
  • 小津守池土地改良区の水利調査
    2002年
  • ため池水質改善推進に関する検討調査
    2002年
  • 住民参加によるため池保全整備のあり方検討調査
    2002年
  • 農業用水再編対策事業多度津地区水質改善方法調査検討業務
    2002年
  • 農業用水路における生物種の多様性とため池放流操作
    2002年
  • 平成14年度香川用水土器川沿岸地区委託調査
    2002年
  • ため池水質改善推進に関する検討調査
    2002年
  • 河道及び水際部の空間構造と生物種の多様性の相互関係
    2001年
  • 平成13年度香川用水土器川沿岸地区委託調査
    2001年
  • ため池保全対策に関する検討調査
    2001年
  • 平成12年度香川用水土器川沿岸地区委託調査
    2000年
  • 平成11年度香川用水土器川沿岸地区委託調査
    1999年

MISC

  • 水を使う知恵 ~水利慣行~
    角道 弘文 Consultant 259 (259) 12 -15 2013年04月
  • 住民参加型計画手法を用いたため池保全策の立案と実践
    森下一男; 白木渡; 角道弘文; 井面仁志; 守田秀則 平成15年度~17年度科学研究費補助金(基盤研究(C))研究成果報告書 2006年
  • グラウンドワークの将来性を探る
    角道弘文 農業土木学会誌 74 (2) 156 -158 2006年 [招待有り]
  • 農業用ため池を活用した洪水調節計画の検討
    角道弘文; 高橋一将 平成18年自然災害フォーラム論文集,土木学会四国支部 29 -34 2006年
  • 平成16年台風による香川県内のため池・農地の被災と対策
    森下一男; 新見治; 角道弘文; 山中稔(MORISHITA,kazuo; NIIMI,osamu; KAKUDO,hirohumi; YAMANAKA,minoru 香川大学平成16年台風災害調査団報告会 36-39 2005年
  • 香川県内灌漑用ため池の被災事例と得られた教訓
    山中 稔; 森下一男; 角道弘文 平成17年自然災害フォーラム論文集,土木学会四国支部 161 -166 2005年
  • 水生動物の生息空間としての機能を支えるため池の環境特性
    角道 弘文; 日下部 貴規 農業土木学会誌 = Journal of the Japanese Society of Irrigation, Drainage and Reclamation Engineering 72 (7) 579 -582 2004年07月 [査読有り]
  • PCMワークショップによるため池保全策の立案
    森下一男; 白木渡; 角道弘文; 守田秀則; 石田健一 日本感性工学会大会予稿集 4th 2002年
  • アンケート調査によるため池の現状及び課題の認識評価について
    角道弘文; 森下一男; 白木渡; 守田秀則 農業土木学会大会講演会講演要旨集 2002 2002年
  • 溜池の歴史性認識の地域的意義とその活用
    角道 弘文 農業土木学会誌 = Journal of the Agricultural Engineering Society, Japan 65 (12) 59 -63 1997年12月
  • カンボジアの農業農村開発とメコン下流域の水文環境
    角道 弘文; 後藤 章 農業土木学会誌 = Journal of the Agricultural Engineering Society, Japan 65 (4) 43 -49 1997年04月
  • 親水空間としての水辺の機能と安全対策
    角道 弘文 せせらぎ (9) 34 -38 1996年
  • 親水整備における基礎諸調査手法に関する研究
    角道 弘文; 守田 秀則; 神宮字 寛 農業土木学会誌 = Journal of the Agricultural Engineering Society, Japan 63 (1) 102 -102 1995年01月

受賞

  • 2022年08月 公財)河川基金 河川基金助成研究成果優秀表彰
     流域治水の視点による農業用ため池の運用ルールの提案 
    受賞者: 角道弘文
  • 2016年 平成28年度農業農村工学会大会講演会最優秀ポスター賞
     JPN

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 小規模ため池における生態系保全機能の解明と維持管理との関連性に関する研究
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2021年04月 -2025年03月 
    代表者 : 角道 弘文
     
    本年度は,本研究の目的の一つであるため池の生態系保全機能の定量的な知見を得ることに主眼を置き,以下の2点について成果を得た. 第一に,水生植物に着目し,絶滅危惧種の種数および生育確認地数の両面から,小規模ため池の生態系保全機能について評価を行った.「香川県レッドデータブック2021」の一次データを用いた分析結果から,香川県で絶滅危惧種に選定されている水生植物55種のうち46種(83.6%)がため池に生育していた.また,香川県で絶滅危惧種に選定されている水生植物の確認地845地点のうち,567地点(67.1%)がため池であった.このように,ため池の生態系保全機能の重要性が明らかとなった. 第二に,香川県では絶滅危惧種Ⅱ類に選定されているコウホネ類(抽水植物)を取り上げ,同種の生息環境条件について検討を行った.生育が確認されたため池5か所6地点,比較対照として生育が確認されなかったため池2か所2地点を対象とし,コウホネ類の生育状況,全窒素濃度,全リン濃度,底質硬度,底質の強熱減量等を計測・分析した.生育状況の消長から,ため池水位に追随して生育していることが明らかとなり,ため池維持管理との関係性が示唆された.水質分析より,全窒素0.30~0.86mg/L,全リン0.026~0.045 mg/Lといった中栄養から富栄養のため池が生育に適していることが分かった.底質の強熱減量は,生育が確認された地点1.3~27.4 %,確認されなかった地点0.5~1.9 %であり,生育が確認された地点の強熱減量が高かった(Mann-Whitney U-test,p<0.01).底質硬度は,生育が確認された地点0.0~34.0㎜,確認されなかった地点3.5~25.0㎜であり,有意な差は認められなかった(Mann-Whitney U-test,p=0.189).
  • 「批判的継承」による農業水利環境ストックの利用・管理システム再構築
    日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2018年04月 -2022年03月 
    代表者 : 中島 正裕; 角道 弘文; 廣瀬 裕一; 皆川 明子; 新田 将之
     
    本研究の目的は、「批判的継承」という概念を用いた農業水利環境ストックの利用・管理システム再構築である。主に滋賀県甲良町13集落を対象に、農業水利環境ストックの利用・管理システムを多角的に評価(空間、行動、意識)した。具体的には、組織面からみた農業水利環境ストックの継続的な維持管理の要因と課題の解明、農業水路に対する住民の選好性・非選好性の評価を決定する要因解明など9つの研究テーマを設定した。こうした結果に基づき、農業水利環境ストックの利用・管理システム再構築に資するシナリオ提示、理論の構築、及び実践的課題の整理を行った。
  • 流域治水の視点による農業用ため池の運用ルールの提案
    公益財団法人 河川財団:河川基金助成事業
    研究期間 : 2021年04月 -2022年03月 
    代表者 : 角道弘文
  • 農業用水路の水管理による移送を考慮したマツカサガイの生息に適した環境条件の解明
    日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2013年04月 -2016年03月 
    代表者 : 角道 弘文
     
    本研究の目的は、マツカサガイの移送を明らかにすること、同種の生息に適した水路環境条件を明らかにすることである。 ほとんどの個体が移送される流速は約50cm/sであった。用水路底部において、このような流速が発生する場合は考えにくいことから、同種の生息環境条件の検討に個体移送の影響を考慮する必要はないと判断された。重回帰分析の結果、出現個体数に有意な負の相関が得られたものは組成割合[粗砂]、礫の被覆割合であった。具体的には、マツカサガイの生息に適した底質環境は、底質中の粗砂の割合が25~40%程度、水路床表面の礫の被覆割合が10%未満であることが明らかとなった。
  • ため池の浅場における水生昆虫の多様性確保を目標とした貯水管理計画の検討
    日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2010年 -2012年 
    代表者 : 角道 弘文
     
    ため池の浅場はトンボ目幼虫をはじめ多くの水生生物にとって重要な生息空間である。ため池の水位低下がトンボ目幼虫の生息に及ぼす影響について現地調査を行い、フタスジサナエやクロイトトンボなどは、水位低下によって引き起こされる池底の露呈により影響を受けることがわかった。フタスジサナエなど池底を選好する種の保全のために、浅場がため池の水位低下の影響を受けないよう周囲に堰堤を配置し、湛水域を部分的に確保する方法が考えられた。
  • 住民参加型計画手法を用いたため池保全策の立案と実践
    日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2003年 -2005年 
    代表者 : 森下 一男; 白木 渡; 角道 弘文; 井面 仁志; 守田 秀則
     
    ため池の維持管理問題を解決して永続的な保全への道を拓くために、維持管理にも地域住民が参加できないかどうかを検討した。研究対象地区は香川県牟礼町宮北(自治会)地区である。 1.平成15年の第1回アンケートでは、県営ため池再編総合整備事業が実施されていることを知らない人は、住民参加によるため池保全にも消極的なことが分かった。 2.宮北地区に対する情報提供は、「ため池通信」を主とし、講演会、優良先進地の調査報告、アンケート結果のフィードバック、現地見学会などを行った。 3.廃止予定ため池の活用案は、事業推進委員会と女性グループが各々作成し、合同ワークショップで活用案を作成することができた。 4.特に、女性グループにおいては、ワークショップにおいて、理解度2(疑問解消)から理解度3(意見陳述)へのプロセスを明らかにした。 5.活用案作成後の第2回アンケートでは、「ため池通信」で活用案の情報を発信したにもかかわらず、活用案のどの案に対しても、2割前後が分からないと回答し、住民の意識形成に問題が残った。 6.活用案作成のワークショップの後に、維持管理問題への導入部をテーマにしたワークショップを行ったが、活用案のプロセスに問題があるとの反対意見により、ワークショップは失敗した。 7.「ため池通信」による情報提供は地域住民に浸透しているが、整備後の維持管理意向に結びついていないことが明らかとなった。 8.上記5,6,7の問題を検討するため、ため池保全における住民参加組織のある兵庫県東播磨地域や香川県高松市において、維持管理における価値観のアンケートを実施した。その結果、地域資産に根ざした環境意識の形成を図ることができれば、管理資金がなくても維持管理は可能であることが明らかになり、立案段階において、環境意識の醸成を図ることの重要性が判明した。
  • 平野部に位置するため池システムの流出抑制効果の計量評価
    日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2002年 -2004年 
    代表者 : 角道 弘文; 森下 一男; 河原 能久; 守田 秀則
     
    平野部に位置するため池システムの流出抑制効果について計量的に評価し,流出抑制を行いうるためのため池の運用計画について検討することを目的とした. 対象流域として,清水川(普通河川,土器川水系)を選定した.同流域には計14個のため池群を有している.ため池システムによる流出抑制効果を計量的に評価するために,以下の計算ケースを設定して流出計算を行った. ・既存のため池システムが保持され,今後も現行の運用どおりに行われるとした場合(Case A). ・既存のため池システムが,全く消失すると仮定した場合(Case B). ・既存のため池システムが保持されるが,可能な限り流出抑制を行いうるように,ため池システムの運用を改変しうると仮定した場合(Case C). 2005年8月の台風15号,10月の台風23号による時間降雨データをもとに,特性曲線法により清水川の流出モデルを作成し,現況での流出パターンを再現した(Case A).Case Bとしては,ため池および関係水路が廃止され,ため池の貯水容量およびため池導水路・送水路の施設容量が消失することによって,出水が流域内に一時貯留されないもの仮定した.Case Bの流出パターンでは,台風15号によるピーク流量は9.1m^3/s,10月の台風23号によるピーク流量は約10.1m^3/sと算出された.同様に,Case Aの流出パターンでは,台風15号によるピーク流量は4.2m^3/s,10月の台風23号ではピーク流量は5.4m^3/sと算出された. 以上より,本研究で計算対象とした降雨条件では,清水川流域内のため池システムが現行の水管理が維持されるならば,ピーク流量を4.7〜4.5m^3/s程度軽減でき,これは既存のため池システムが全く消失した場合の46%,53%の減少であった. また,Case Cのような流出抑制を強化するためには,配置・立地条件,貯水容量が大きく回転率が高いため池などを選定し,ため池の嵩上げ,洪水調整ゲートの設置などのハード整備のほか,洪水調整のための運用規則について整備する必要があることが指摘された.
  • 高松地域における水循環系の定量化と香川用水の影響の評価
    日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2001年 -2002年 
    代表者 : 河原 能久; 角道 弘文; 長谷川 修一; 吉野 文雄
     
    高松地域における水循環系の現状と香川用水という大規模な導水の影響を把握するために以下の3項目について調査・解析を行った。(1)水収支法による水循環の解析と香川用水の影響の評価,□不圧・被圧地下水の水位・水質の調査と香川用水以前の水位との比較,(3)高松平野の地盤情報データベースの構築と地下水流動の解析である。 水収支法によって現在の高松平野での水循環を検討したところ,降水量1100mm,蒸発散量750mm,上流域からの低水流入量574mm,香川用水による導水量474mm,表面流出量215mm,低水流出量495mm,下水道排水量333mm,地下水流出量333mmと推定された。また,香川用水の導入および土地利用の変化によって,蒸発散量の減少(約60mm),表面流出量の増加(約30mm),無降雨時に河川系を経由して海に流出する低水流量の増加(約190mm),下水道による排水量の増加(約270mm)が生じたものと推定された。また,地下浸透量は減少(約150皿m)したが,地下水の揚水量も減少(約170mm)した。 不圧地下水の水位・水質の調査より,地下水の水位の等値線は標高の等高線にほぼ平行となること,水位は灌漉用水によって徐々に上昇するが,降雨に大きな影響を受けることを明らかにした。香川用水の導入以前と比較すると,現在の地下水位は,農耕地が広がる香東川扇状地の中央部では2〜3m程度上昇し,沿岸部の市街地ではやや低下している。これは水収支法による結果と定性的に一致している。また,地下水質の変化は小さく,灌漉の影響も小さいことが知られた。 高松地域における約1,000本のボーリングデータを収集し,GISソフトウエアを用いて整理した。地盤を沖積層,洪積層,三豊層,基盤岩の4つの地層に区分し,各地層の空間分布や地盤の水理定数の推定などを行った。また,それらを用いて被圧地下水の流動解析を行った。
  • 農業におけるエネルギー消費・CO_2排出のライフサイクル分析に関する研究
    日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 1998年 -2000年 
    代表者 : 小林 久; 佐合 隆一; 吉田 正夫; 森泉 昭治; 角道 弘文
     
    本研究では,第一にライフサイクル分析手法の農業分野への適用を検討するために,LCAの目的体系を整理した。第二に,農業におけるエネルギー消費とCO2排出への寄与度が大きい化学肥料製造,農業機械の使用と製造に関する基礎データを,海外での調査を含め分析・整備した。第三に,ライフサイクル分析のシナリオ検討を目的として,ドイツにおける有機農業の実態・展望と施設の整備・維持管理に関わる事例データを収集・整備した。また,農村地域を対象としたライフサイクル分析のインベントリー作成に不可欠となる地域の物質インプット/アウトプットの実態の把握するために,農村地域の土地利用の空間分析に対するリモートセンシング技術,GISの検証を行い,リモートセンシングによる作付け分布(農地利用分布)の把握結果に基づいて,作物生産にともなう窒素およびリンの投入・吸収量と収支に関する分布を把握した。これらの成果からは,窒素・リン投入量の分布パターンの時期的な相違,年間投入量・吸収量の分布パターンの違いなどが明らかとなり,作物生産にともなう養分投入・吸収の分布把握が,地域における物質フロー,流域環境管理の考察に有用であることを示せた。さらに,地域農業を対象とするライフサイクル分析において重要と認識された農村地域の物質フロー分析を実施し,農村地域における作物生産と動物生産に関わるライフサイクル・エネルギーとライフサイクルにわたる炭素放出・流入を試算した。本研究では,このような多岐にわたる検討,分析,考察を通して,農林生産が展開される農村地域の環境側面からの総合的な評価・計画に対するライフサイクル分析手法の有効性を明らかにするとともに,関連基礎データを整備することができた。
  • アメニティ空間としての溜池の貯水管理計画に関する研究
    日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 1996年 -1996年 
    代表者 : 角道 弘文
     
    水供給としての溜池本来の機能を保持しつつ,親水などのアメニティ機能を促進するための妥当な貯水位及びその水位が必要とされる時期などについて明らかにし,それらの貯水位を確保するための方策について,貯水管理の視点から検討した。 第一に,溜池の貯水空間を活用した多面的利用の実態について,アンケートによる全国的な傾向を把握した。その結果,散策,魚釣り,イベントの開催,キャンプ等として多面的に利用されていることが明らかになった。同時に,溜池の水利用及び水位変動パターン等について,現地調査,資料収集等により分析した。その結果,貯水の変動としては灌漑始期減水型,夏季減水型,貯水温存型の3タイプに大別された。灌漑始期減水型及び夏季減水型の溜池では,春季,夏季において頻繁にみられる多面的利用が制約を受け,その具体的内容としては,景観保全,ボ-ト乗り,魚釣り等であった。 第二に,溜池を含む利水モデルを構築し,多面的利用を目的として組み込んだ溜池の水管理について検討した。現実的な利水モデルとして,香川県内における香川用水より注水を受けている溜池を取り上げ,非渇水年における貯水位,溜池集水域流入量,香川用水注水量,溜池放流量の実測データより,貯水位の変動パターンを明らかにし,灌漑期間の貯水量変動のシミュレーションを行った。その結果,香川用水からの注水が貯水の維持あるいは回復に大きく寄与していることから,安定的な水供給を行い,多面的利用を促進するための水位維持を行うためには,他流域からの注水などの手段が有効であることが判明した。また,必要水位を満水下0.5mと仮定すれば,これを維持するために必要な日注水量は,無降雨の状態で貯水容量換算で最大1.3%程度であると推測された。
  • 農村地域における多面的機能と水辺の快適性について
    研究期間 : 1991年

委員歴

  • 2020年01月 - 現在   農業農村工学会   農村生態工学研究部会 部会長
  • 2019年05月 - 現在   農業農村工学会   代議員
  • 2019年03月 - 現在   四国地方整備局 那賀川学識者会議   委員
  • 2018年10月 - 現在   四国地方整備局 土器川流域学識者会議   委員
  • 2018年 - 現在   中国四国農政局   中国四国農政局国営土地改良事業等環境に係る情報協議会委員
  • 2017年09月 - 現在   農業農村工学会農村計画研究部会, 幹事
  • 2017年09月 - 現在   農業農村工学会農村生態工学研究部会, 幹事
  • 2017年09月 - 現在   農業農村工学会畑地整備研究部会, 幹事
  • 2017年08月 - 現在   香川県   わがかがわの川懇談会 委員
  • 2017年07月 - 現在   一社)地域環境資源センター   一般社団法人地域環境資源センター技術検討委員会委員
  • 2017年06月 - 現在   香川県   香川県中山間地域等直接支払制度推進委員会, 委員長
  • 2017年04月 - 現在   四国地方整備局   吉野川学識者会議委員
  • 2016年10月 - 現在   四国地方整備局   四国地方整備局総合評価委員会地域小委員会委員
  • 2016年06月 - 現在   香川県   香川県公共事業評価委員会委員
  • 2015年04月 - 現在   香川県   香川県ふるさと・水と土保全対策推進委員会, 委員長
  • 2022年01月 - 2025年01月   わがかがわの川懇談会   委員
  • 2022年01月 - 2023年03月   さぬきの棚田アワード審査委員会   審査委員
  • 2021年06月 - 2023年03月   四国地方整備局   吉野川学識者会議委員
  • 2021年06月 - 2023年03月   四国地方整備局   那賀川学識者会議委員
  • 2022年01月 - 2022年09月   農業農村工学会2022年度学会賞選考委員会専門委員   専門委員
  • 2022年01月 - 2022年05月   農業農村工学会   2021年度農業農村工学会賞選考委員会専門委員
  • 2021年04月 - 2022年03月   河川・渓流環境アドバイザー会議   アドバイザー
  • 2020年08月 - 2022年03月   国指定名勝満濃池保存活用計画策定委員会   委員
  • 2020年05月 - 2022年03月   土器川流域学識者会議   委員
  • 2020年04月 - 2022年03月   香川県農業農村整備事業環境情報協議会   委員
  • 2021年01月 - 2021年05月   農業農村工学会   2021年度学会賞選考委員会専門委員
  • 2016年12月 - 2020年11月   高松市   高松市水環境協議会, 会長
  • 2019年11月 - 2020年10月   高松市環境審議会   委員
  • 2019年05月 - 2020年03月   水資源機構   香川用水施設緊急対策事業(仮称)に係る事前評価(農業用水)委員会 委員
  • 2017年05月 - 2019年05月   農業農村工学会, 代議員
  • 2018年10月 - 2019年03月   水資源機構 香川用水施設緊急対策事業の環境に係る情報協議会   委員長
  • 2017年10月 - 2019年03月   四国地方整備局   那賀川学識者会議委員
  • 2017年09月 - 2019年03月   まんのう町   満濃池名勝地調査委員会委員
  • 2019年   四国地方整備局   四国地方整備局 吉野川学識者会議 委員
  • 2017年08月 - 2018年07月   日本学術振興会   特別研究員等審査会専門委員、卓越研究員候補者選考委員会書面審査員及び国際事業委員会書面審査員・書面評価員
  • 2018年01月 - 2018年05月   農業農村工学会, 平成30年度学会賞選考委員会専門委員, 専門委員
  • 2016年06月 - 2018年05月   香川県   香川県水資源対策懇談会, 会長
  • 2017年04月 - 2018年03月   一財)日本水土総合研究所   日本水土総合研究所客員研究員
  • 2017年10月 - 2017年10月   水資源機構関西・吉野川支社   水資源機構平成29年度四国ブロック技術研究発表会審査委員
  • 2016年09月 - 2017年08月   農業農村工学会農村生態工学研究部会, 幹事
  • 2015年05月 - 2017年05月   農業農村工学会, 代議員
  • 2015年04月 - 2017年03月   農業農村工学会中国四国支部, 代表幹事
  • 2014年04月 - 2016年03月   農業農村工学会中国四国支部,代表幹事
  • 2013年10月 - 2015年10月   農業農村工学会中国四国支部, 代表幹事
  • 2013年09月 - 2015年08月   農業農村工学会農村生態工学研究部会, 幹事
  • 2013年06月 - 2015年05月   農業農村工学会中国四国支部, 代議員
  • 2013年05月 - 2015年05月   農業農村工学会, 代議員
  • 2012年09月 - 2013年11月   農業農村工学会中国四国支部, 支部賞授賞審査委員会, 委員
  • 2011年10月 - 2013年10月   農業農村工学会中国四国支部, 代表幹事
  • 2011年06月 - 2013年05月   農業農村工学会, 代議員
  • 2009年06月 - 2011年05月   農業農村工学会, 代議員
  • 2009年10月 - 2010年10月   農業農村工学会中国四国支部, 平成22年度支部賞審査委員, 審査委員
  • 2010年01月 - 2010年03月   農業農村工学会, 農業農村工学会学会賞選考委員会, 専門委員
  • 2009年09月   農村計画学会, 農村計画学会2009年度秋期大会座長, 座長
  • 2008年11月 - 2009年08月   農業農村工学会, 「水土を拓く」編集委員会委員, 委員
  • 2007年04月 - 2009年05月   農業農村工学会中国四国支部, 支部役員
  • 2007年 - 2009年   農業農村工学会, 農業農村工学会代議員, 農業農村工学会代議員
  • 2007年 - 2009年   農業農村工学会, 代議員
  • 2008年08月   農業農村工学会, 平成20年度農業農村工学会大会講演会第7会場座長, 座長
  • 2008年01月 - 2008年03月   農業農村工学会, 農業農村工学会学会賞選考委員会専門委員, 学会賞選考委員会専門委員
  • 2007年08月   農業農村工学会, 平成19年度農業農村工学会大会講演会第4会場座長, 座長
  • 2005年   - 農業農村工学会, 農業農村工学会戦略的研究推進小委員会, 農業農村工学会戦略的研究推進小委員会委員

担当経験のある科目

  • 香川のため池と多面的機能放送大学香川学習センター
  • 水空間生態学香川大学創造工学部
  • 生態空間計画学熊本県立大学
  • 潅漑排水工学東京農工大学農学府・農学部
  • 水資源と水循環の科学香川大学創造工学部

その他のリンク

researchmap



Copyright © MEDIA FUSION Co.,Ltd. All rights reserved.