数学的感覚を重視した中学校数学科授業の開発研究~データの活用を題材として~
日本学術振興会:科学研究費助成事業 奨励研究
研究期間 : 2019年 -2019年
代表者 : 岩知道 秀樹; 杉野本 勇気
本研究では, 数学科で育成されるべき考え方・思考法という視点で数学の授業を再考し, それに準ずる授業開発を行うことを目的とする。そこで, 数学的感覚に着目し, 中高生がどのような数学的感覚を持ち, 学習内容に対してどのように捉えているかを調査することで授業開発への示唆を与えることをねらい研究を進めた。その結果, 日常の経験から来る感覚が数学の授業における感覚に影響すること, 高等学校の生徒にとって, 中学校における数学との違いの感じ方が個々人で大きく異なることが明らかになった。