脳外傷におけるmiRNAのバイオマーカーとしての有用性の検討
日本学術振興会:科学研究費助成事業
研究期間 : 2014年04月 -2017年03月
代表者 : 畠山 哲宗; 河北 賢哉; 河井 信行; 小川 大輔
血漿および脳脊髄液中のmiRNA発現パターンやレベルが、非脳外傷患者と異なることを明らかにし、その発現が予後予測因子あるいはバイオマーカーとなる可能性を検討した。頭部外傷患者の血漿をmicroRNA microarrayで測ったところ、絶対的発現量の多いものはmiR-451、miR223、miR-16の3種類であった。髄液中のmicroRNAの変化についてはmiR-451a、miR-21、miR-16の3種類の発現量が多かった。miR-451は全てのmicroRNAのなかで最も発現量が多かった。今後これらのmicroRNA が脳外傷のバイオマーカーになるかどうかはさらなる検討が必要である.