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惠羅修吉 (エラ シュウキチ)

        
    教育学研究科 高度教職実践専攻 
  • 教授
Last Updated :2025/04/24

研究者情報

学位

  • 教育学修士(1988年03月 北海道大学大学院教育学研究科)

J-Global ID

研究キーワード

  • 特別支援教育   生理心理学   神経心理学   教育心理学   psychophysiology   neuropsychology   

研究分野

  • 人文・社会 / 特別支援教育
  • 人文・社会 / 教育心理学

経歴

  • 2007年10月 - 現在  香川大学教育学部Faculty of Education教授
  • 2006年07月 - 2007年09月  香川大学教育学部Faculty of Education助教授
  • 2003年 - 2006年  兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科助教授
  • 2000年 - 2006年  上越教育大学助教授
  • 1996年 - 2000年  上越教育大学講師
  • 1993年 - 1996年  上越教育大学助手

学歴

  • 1988年04月 - 1993年   北海道大学   教育学研究科博士後期課程

所属学協会

  • 日本心理学会   日本教育心理学会   日本特殊教育学会   日本生理心理学会   日本発達障害学会   日本発達障害支援システム学会   日本神経心理学会   北海道心理学会   日本LD学会   

研究活動情報

論文

  • 数量概念の獲得状況を評価するアセスメントの開発:線等分課題、Landmark課題、数直線課題、線描画課題に着目して
    惠羅修吉
    香川大学教育学部研究報告 11 57 - 73 香川大学教育学部 2024年09月
  • Sensory Characteristics of Children with Intellectual Disabilities: A Parent-Teacher Comparison.
    Tomoko Nishida; Yuka Aoyama; Mamoru Tada; Hiroshi Enami; Takayoshi Kobayashi; Yoshihiko Morikawa; Ikuko Kato; Shukichi Era
    Journal of Special Education Research 13 1 1 - 10 2024年08月 [査読有り]
  • 語想起課題における検索効率の急速な低下現象と前頭葉脳血流変化の関連:シフティング効果に関する検討
    惠羅修吉
    香川大学教育学部研究報告 9 29 - 35 香川大学教育学部 2023年09月
  • 知的障害特別支援学校に在籍する知的障害特別支援学校に在籍する児童生徒の姿勢制御の発達について:開眼および閉眼時における重心動揺を指標として
    西田智子; 青山夕夏; 多田守; 榎並浩; 小林敬芳; 森川芳彦; 惠羅修吉
    香川大学教育実践総合研究 46 45 - 52 2023年03月
  • 小学校特別支援学級に在籍する児童を対象としたノート型ホワイトボードを活用した漢字書字指導
    越智早智; 惠羅修吉
    発達障害支援システム学研究 21 2 135 - 142 2022年12月 [査読有り]
  • トレイル・メイキング・テスト(Trail Making Test)遂行時における前頭葉脳血流の変化(2):日本版DN-CAS認知評価システムの下位検査「系列つなぎ」を用いて
    惠羅修吉; 西田智子; 中島栄美子
    香川大学教育実践総合研究 45 41 - 48 2022年09月
  • 語想起課題における時間経過に伴う検索効率の急速な低下現象と前頭葉脳血流の時系列変動
    惠羅修吉
    香川大学教育学部研究報告 7 9 - 15 2022年09月
  • ダウン症児を対象とした書字学習導入期における共行為に基づく学習支援
    大庭重治; 大澤宏規; 惠羅修吉
    上越教育大学特別支援教育実践研究センター紀要 28 7 - 13 2022年03月
  • 算数・数学でつまずきのある児童生徒に対するアセスメントと指導
    惠羅修吉
    発達障害研究 43 4 378 - 386 2022年02月 [招待有り]
  • 知的障害特別支援学校における系統的な図形指導の検討:小学部・中学部・高等部の学びをつなぐ学習内容の充実を目指して
    藤澤麻子; 朝倉由里乃; 西浦修平; 松本裕美; 横田香織; 惠羅修吉; 松島充
    香川大学教育実践総合研究 43 27 - 39 2021年09月
  • トレイル・メイキング・テスト(Trail Making Test)遂行時における前頭葉脳血流の変化:日本版DN-CAS認知評価システムの下位検査「系列つなぎ」を用いて
    惠羅 修吉; 西田 智子
    香川大学教育学部研究報告 4 59 - 65 2021年03月
  • 知的障害特別支援学校の中学部と高等部の生徒を対象とした数量概念の評価に関する試行的研究
    惠羅 修吉; 大西 祥弘
    発達障害支援システム学研究 19 2 123 - 129 2020年12月 [査読有り]
  • 算数・数学の学習困難を主訴とする小・中学生を対象とした数概念の評価方法に関する検討
    惠羅 修吉; 中島 栄美子
    香川大学教育学部研究報告 3 49 - 56 2020年09月
  • 知的障害児における非単語復唱課題による音韻的短期記憶の評価
    惠羅 修吉
    香川大学教育実践総合研究 39 55 - 61 2019年09月
  • 視覚障害児における色彩語の意味記憶特性
    惠羅 修吉; 菅原 まゆ; 大庭 重治
    上越教育大学特別支援教育実践研究センター紀要 25 19 - 23 2019年03月
  • 語想起課題における検索効率の急速な低下現象と前頭葉脳血流変化の関連
    惠羅 修吉; 西田 智子
    香川大学教育学部研究報告 第1部 151 151 - 161 2019年03月
  • 知的障害特別支援学校小学部における等分理解を促す「算数科」の授業開発
    横山 依子; 細川 典子; 鈴木 弘恵; 滝澤 健; 平岡 千明; 宮武 ちか子; 小林 孝洋; 山本 泰司; 惠羅 修吉
    香川大学教育実践総合研究 37 47 - 56 2018年09月
  • 知的障害特別支援学校高等部における概数理解を促す「数学」授業の開発
    植村 伊裕; 塩田 友亮; 松本 美加; 惠羅 修吉
    発達障害支援システム学研究 17 1 19 - 28 2018年08月 [査読有り]
  • 香川県下の通級指導教室における指導形態と内容ならびに連携に関する現状と課題
    徳永 千恵子; 大西 祥弘; 中島 栄美子; 惠羅 修吉
    発達障害支援システム学研究 16 105 - 110 2017年12月 [査読有り]
  • 超低出生体重で生まれた小学6年生に対する算数文章題解決における表象化指導の効果
    大西 美緒; 惠羅 修吉; 中島 栄美子; 西田 智子
    LD研究 26 3 337 - 347 日本LD学会 2017年08月 [査読有り]
  • 数的推論の弱さがみられた小学校低学年の児童に対する算数文章題の指導
    吉松 佳子; 惠羅 修吉; 中島 栄美子
    発達障害支援システム学研究 16 1 25 - 32 日本発達障害支援システム学会 2017年07月 [査読有り]
  • 発達障害児を対象とした語想起課題による実行機能の評価に関する展望
    惠羅 修吉
    香川大学教育学部研究報告 第1部 147 147 153 - 173 香川大学教育学部 2017年03月
  • 富田 英司; 惠羅 修吉; 吉野 巌; 瀬尾 美紀子; 鹿毛 雅治
    教育心理学年報 56 235 - 242 一般社団法人 日本教育心理学会 2017年
  • 特別支援学校における通院に向けた学校健康診断のあり方に関する検討:歯科通院に向けた歯科指導の取組について
    田村 日登美; 合田 卓生; 有家 由佳子; 妹尾 恭子; 松本 美加; 惠羅 修吉
    香川大学教育実践総合研究 33 33 105 - 112 香川大学教育学部 2016年09月
  • 語想起課題における検索効率の急速な低下現象と音韻的短期記憶能力の関連
    惠羅 修吉
    香川大学教育学部研究報告 第1部 146 146 47 - 552 香川大学教育学部 2016年09月
  • 同時処理の弱さがある小学校低学年男児に対する概念地図法を用いた語彙指導
    岡根 佳子; 惠羅 修吉; 中島 栄美子
    LD研究 25 1 67 - 76 日本LD学会 2016年02月 [査読有り]
  • 読みづらい書字を呈する小学6年生の児童に対する書字指導と視空間ワーキングメモリトレーニングを組み合わせた個別指導
    富永 大悟; 中島 栄美子; 惠羅 修吉
    香川大学教育学部研究報告 144 144 15 - 26 香川大学教育学部 2015年09月
  • 英語学習(書くこと)に困難を示し発達障害のある生徒2事例における学習支援
    井上 恵美; 西田 智子; 中島 栄美子; 惠羅 修吉
    香川大学教育実践総合研究 31 31 95 - 105 香川大学教育学部 2015年09月
  • 保育所への登園習慣が未形成状態にあった特別支援学校小学部1年男児を対象とした登校支援に関する実践的研究
    吉本 誠一; 惠羅 修吉
    香川大学教育実践総合研究 30 30 55-64 - 64 香川大学教育学部 2015年03月
  • 読み書きに困難を示す小学3年生児童への音読指導による支援の効果:特別支援教室「すばる」における実践研究
    坂本 和美; 西田 智子; 田中 栄美子; 惠羅 修吉
    香川大学教育実践総合研究 29 29 29 - 38 香川大学教育学部 2014年09月
  • 眼球運動計測によるRapid Automatized Naming(RAN)課題と音読の流暢性との関連に関する検討:予備的研究
    和氣 翔子; 惠羅 修吉; 田中 栄美子; 西田 智子
    香川大学教育実践総合研究 29 29 121 - 128 香川大学教育学部 2014年09月
  • 知的障害特別支援学校における主体的な社会参加をめざした「授業づくり」の方法についての提案
    武藏博文; 惠羅修吉; 西田智子; 小方朋子; 坂井聡; 山内雅子; 滝澤健; 榎並浩; 丸橋順子; 妹尾恭子; 吉川順子
    香川大学教育実践総合研究 28 105-116  2014年03月
  • 視空間ワーキングメモリ,算数能力と算数好感度の関連性
    平加 麻有; 惠羅 修吉
    発達障害支援システム学研究 13 29 - 36 2014年03月 [査読有り]
  • 字形が類似したひらがなの弁別に困難のある就学前幼児を対象とした文字指導に関する事例研究
    船橋奈生子; 惠羅修吉; 馬場広充; 田中栄美子; 秋山嘉光
    香川大学教育実践総合研究 27 27 91 - 104 香川大学教育学部 2013年09月
  • 知的障害特別支援学校高等部における 聴く力を高める職業教育プログラムの開発:「職場で役立つ聴く力を高めよう」の授業実践から
    堀井利衛子; 中澤眞紀; 惠羅修吉
    香川大学教育実践総合研究 27 27 105 - 116 香川大学教育学部 2013年09月
  • 聴覚特別支援学校低学年児童象とした報告内容の明確化を促すための支援:対話場面における視覚的フィードバックが報告内容の明確化に及ぼす効果について
    檜垣 栄慈; 惠羅 修吉
    発達障害支援システム学研究 12 1 27 - 35 2013年07月 [査読有り]
  • 読み困難のない日本人大学生における色フィルムの音読に及ぼす効果
    加藤 裕美; 惠羅 修吉
    発達障害支援システム学研究 12 1 11 - 18 2013年07月 [査読有り]
  • 特別支援教室「すばる」における現職教員内地留学生のための長期研修プログラムの開発:通級指導モデル教室における現職研修の充実に向けて
    惠羅修吉; 田中栄美子; 武藏博文; 馬場広充; 秋山嘉光
    香川大学教育実践総合研究 26 155 - 161 香川大学教育学部 2013年
  • 書き困難の主訴とWISC-IIIの関連性:書き困難の主訴はあるが読み困難の主訴を伴わない子どもの認知的特徴
    田中栄美子; 惠羅修吉; 馬場広充
    LD研究 21 4 488 - 495 日本LD学会 2012年11月 [査読有り]
  • 読みにかかわる視機能チェックリストの開発:特別支援教室すばるへ来談した小・中学生本人ならびに保護者へのアンケート調査
    倉敷小百合; 惠羅修吉; 田中栄美子; 馬場広充
    香川大学教育実践総合研究 25 25 105 - 113 香川大学教育学部 2012年
  • 知的障害のある生徒における受容言語能力と表出言語能力の関連:語彙レベルにおける予備的研究
    惠羅修吉; 伊賀友里奈; 泉保由布子; 附属特別支援学校
    香川大学教育実践総合研究 24 24 111 - 118 香川大学教育学部 2012年
  • 香川県公立小中学校の特別支援教育コーディネーターを対象とした属性と業務意識に関する調査Ⅱ
    小方朋子; 惠羅修吉
    香川大学教育実践総合研究 23 143 - 152 2011年09月
  • 書き困難に関する主訴の内容別によるWISC-IIIプロフィールの特徴
    惠羅修吉; 田中栄美子; 馬場広充
    発達障害支援システム学研究 10 1 19 - 26 日本発達障害支援システム学会 2011年06月 [査読有り]
  • 文章読解において指示語理解に特異な誤りを示した小学生に関する事例検討
    馬場広充; 惠羅修吉; 田中栄美子
    LD研究 20 1 89 - 99 日本LD学会 2011年02月 [査読有り]
  • 小学生における読み書き困難の主訴-とWISC-Ⅲの関連性:読み書き困難の主訴の有無による比較
    田中栄美子; 惠羅修吉; 馬場広充
    LD研究 19 2 167 - 173 日本LD学会 2010年06月 [査読有り]
  • 実行機能の個人差と事象関連電位P3:語想起課題の遂行成績と聴覚オドボール・パラダイムにおけるP3の関連
    惠羅修吉
    香川大学教育学部研究報告 第I部 133 70 - 81 2010年
  • 特別な教育的ニーズのある子どもの主訴とWISC-IIIの関連性:特別支援教室「すばる」の来談者を対象とした検討
    田中栄美子; 惠羅修吉; 馬場広充
    香川大学教育実践総合研究 17 17 63 - 73 香川大学教育学部 2008年
  • 発達障害児を対象とした語想起課題による実行機能の評価
    惠羅修吉
    発達支援研究 12 19 - 35 2008年
  • 知的障害児における語想起課題の分析:知能と性差の影響
    惠羅修吉; 大庭重治
    香川大学教育実践総合研究 16 105 - 113 香川大学 2008年
  • 小学校低学年児童における語想起課題に関する検討:予備的研究
    惠羅修吉; 大庭重治
    香川大学教育学部研究報告 第I部 129 71 - 78 2008年
  • 恵羅 修吉
    日本教育心理学会総会発表論文集 50 597 - 597 日本教育心理学会 2008年
  • 特別支援教育に携わる教員を養成する大学院カリキュラムに関する研究:現行大学院ならびに現在計画中の一年制修士課程特別支援教育コーディネーター専修におけるカリキュラム編成にむけて
    惠羅修吉; 小方朋子; 坂井聡; 繪内利啓; 馬場広充; 佐藤宏一; 田中栄美子; 澁田泰誠
    香川大学教育実践総合研究 15 49 - 58 香川大学 2007年
  • 根拠に基づく教育実践と心理学
    惠羅 修吉
    上越教育大学障害児教育実践センター紀要 13 7 - 12 上越教育大学 2007年
  • Kazunari Ikeda; Akiko Hayashi; Takahiro Sekiguchi; Shukichi Era
    INTERNATIONAL JOURNAL OF NEUROSCIENCE 116 10 1187 - 1205 2006年10月 [査読有り]
  • Wechsler知能検査における算数,順唱,逆唱の関係:成人と小学校低学年の子どもを対象として
    惠羅修吉; 門廻宏昭; 大庭重治
    発達障害支援システム学研究 5 2 1 - 6 日本発達障害支援システム学会 2006年03月 [査読有り]
  • 事象関連電位P3を指標とした発達障害児の認知機能の評価
    惠羅修吉
    特殊教育学研究 43 2 139 - 147 2005年07月 [査読有り]
  • 通常の学級に在籍する軽度発達障害のある児童に対応した校内支援体制に関する学級担任の意識
    室岡徳; 惠羅修吉; 大庭重治
    発達障害研究 27 4 316 - 330 日本発達障害学会 2005年 [査読有り]
  • 聴覚オドボール・パラダイムの受動条件における事象関連電位P3の再現性:弁別課題実施前後におけるpassive P3の比較
    惠羅修吉
    上越教育大学研究紀要 23 2 527 - 535 上越教育大学 2004年
  • 語想起課題における急速な検索効率の低下と持続的注意
    惠羅 修吉
    上越教育大学研究紀要 23 1 105 - 113 上越教育大学 2003年
  • 重度・重複障害児の訪問教育における授業事例と生理学的評価の試み
    大庭 重治; 惠羅 修吉
    上越教育大学障害児教育実践センター紀要 9 33 - 41 上越教育大学 2003年
  • 知的障害児の実行機能と事象関連電位:聴覚オドボール・パラダイムの受動条件と能動条件におけるP3の比較
    惠羅 修吉
    発達障害支援システム学研究 1 2 57 - 62 日本発達障害支援システム学会 2002年03月 [査読有り]
  • 重度・重複障害児の意思表示を支援するためのAACの活用:スイッチ遊びを中心に
    齋藤 亮一; 大庭 重治; 惠羅 修吉
    上越教育大学障碍児教育実践センター紀要 8 13 - 23 上越教育大学 2002年
  • 重度・重複障害児の発達評価に関する文献的展望
    大庭 重治; 惠羅 修吉
    上越教育大学研究紀要 21 2 661 - 673 上越教育大学 2002年
  • 逆向性健忘に関する神経心理学的展望
    惠羅 修吉
    上越教育大学研究紀要 21 1 173 - 187 上越教育大学 2001年
  • 自閉傾向を示す知的障害児における常同行動の出現と覚醒水準の変動
    杉田典子; 惠羅修吉; 大庭重治
    発達障害研究 22 4 317 - 323 日本発達障害学会 2001年 [査読有り]
  • 惠羅修吉; 宮島ひろみ
    生理心理学と精神生理学 18 3 257 - 263 2000年12月 [査読有り]
  • 宮島ひろみ; 惠羅修吉
    生理心理学と精神生理学 17 1 1 - 8 日本生理心理学会 1999年06月 [査読有り]
  • 知的障害を伴う子どもの非単語復唱に関する予備的研究
    惠羅修吉; 田邉るみ子
    上越教育大学障害児教育実践センター紀要 5 27 - 33 上越教育大学 1999年
  • 事象関連電位P3の再現性と臨床応用
    惠羅修吉
    上越教育大学障害児教育実践センター紀要 4 17 - 24 1998年03月
  • 立川の静的弛緩誘導法の筋反射機構に対する筋電図による生理学的基礎研究
    菅野義信; 西郷建彦; 安藤隆男; 惠羅修吉
    上越教育大学障害児教育実践センター紀要 2 1 - 11 1996年03月
  • 重症心身障害児の視機能に関する電気生理学的検討
    惠羅修吉; 島影幸夫; 大野幸子; 設楽なつ子; 宮島ひろみ; 神谷重徳
    上越教育大学障害児教育実践センター紀要 2 13 - 19 上越教育大学 1996年
  • 自閉症を有する2事例の聴性脳幹反応
    惠羅修吉; 宮島ひろみ
    上越教育大学障害児教育実践センター紀要 1 43 - 48 1995年03月
  • 障害児発達神経心理学の課題についての覚え書き
    惠羅修吉
    北海道大學教育學部紀要 67 153 - 162 1995年03月
  • 受動的な聴覚oddaballパラダイムにおけるP300
    惠羅修吉; 宮島ひろみ
    上越教育大学研究紀要 14 1 141 - 151 1994年09月
  • 惠羅 修吉
    心理学研究 64 6 476 - 481 1994年02月 [査読有り]
  • 語想起課題における記憶検索過程:神経心理学的,精神薬理学的,および精神生理学的研究からの示唆
    惠羅 修吉
    北海道大学教育学部紀要 59 69 - 84 1992年12月
  • 健忘症状を呈した一症例の前向性及び逆向性記憶障害
    惠羅 修吉
    北海道大学教育学部紀要 58 139 - 162 北海道大学 1992年06月
  • 惠羅 修吉
    生理心理学と精神生理学 10 2 83 - 90 日本生理心理学会 1992年02月 [査読有り]
  • 惠羅 修吉
    教育心理学研究 40 4 428 - 435 1992年 [査読有り]
  • 多義的な単語の処理と文脈効果:同綴異義語を用いて
    惠羅 修吉
    北海道大学教育学部紀要 52 29 - 50 北海道大学 1989年01月

書籍

  • 個に即した支援を実現する通級指導の実践事例集 : 香川大学・特別支援教室すばるの試み
    中島 栄美子; 横山 依子; 惠羅 修吉 (担当:共著範囲:)美巧社 2023年10月 ISBN: 9784863871830 138 p ; 26 cm
  • 算数授業インクルーシブデザイン
    松島, 充; 惠羅, 修吉 明治図書出版 2021年04月 ISBN: 9784184226289 157p
  • 学校に還す心理学 : 研究知見からともに考える教師の仕事
    有馬, 道久; 大久保, 智生; 岡田, 涼; 宮前, 淳子 ナカニシヤ出版 2020年03月 ISBN: 9784779514500 ix, 180p
  • キーワードで読む発達障害研究と実践のための医学診断/福祉サービス/特別支援教育/就労支援
    福村出版 2016年 ISBN: 9784571420580
  • エッセンシャル特別支援教育コーディネーター
    武藏, 博文; 惠羅, 修吉 大学教育出版 2013年04月 ISBN: 9784864292030 xi, 225p
  • みんなの幼児教育の未来予想図
    Zigler, Edward; Gilliam, Walter S.; Jones, Stephanie M.; 田中, 道治 ナカニシヤ出版 2013年03月 ISBN: 9784779507533 xiv, 322p
  • 教員のための特別支援教育
    香川県教育委員会 2009年
  • 「三つ子の魂百まで」再考 : 脳の発達及び社会政策から
    Zigler, Edward; Finn-Stevenson, Matia; Hall, Nancy W.; 田中, 道治 田研出版 2005年08月 ISBN: 4860890000 vi, 264p

講演・口頭発表等

  • 知的障害特別支援学校における小中高の学びをつなぐ学習内容の検討に関する研究(2):知的障害特別支援学校小学部における「ことば・かず」での授業実践を通して  [通常講演]
    松下圭輔; 平岡千明; 惠羅修吉
    日本特殊教育学会第58回大会 2020年09月 ポスター発表
  • 知的障害特別支援学校における小中高の学びをつなぐ学習内容の検討に関する研究(1):縦割班を活用した授業づくりと単元評価  [通常講演]
    藤澤麻子; 平岡千明; 佐藤正明; 松本裕美; 惠羅修吉
    日本特殊教育学会第58回大会 2020年09月 ポスター発表
  • 日本版Vineland-Ⅱ適応行動尺度による知的障害特別支援学校児童生徒の適応行動の評価:学部別の特徴と知能との関連性について  [通常講演]
    大西祥弘; 平岡千明; 惠羅修吉
    日本特殊教育学会第58回大会 2020年09月 ポスター発表
  • 日本版Vineland-Ⅱ適応行動尺度による知的障害特別支援学校児童生徒の適応行動の特徴(2)適応行動と知能との関連性について  [通常講演]
    榎並浩; 平岡千明; 藤澤麻子; 大西祥弘; 惠羅修吉
    日本特殊教育学会第57回大会 2019年09月 ポスター発表
  • 日本版Vineland-Ⅱ適応行動尺度による知的障害特別支援学校児童生徒の適応行動の特徴(1)小学部、中学部、高等部の比較  [通常講演]
    平岡千明; 榎並浩; 藤澤麻子; 大西祥弘; 惠羅修吉
    日本特殊教育学会第57回大会 2019年09月 ポスター発表
  • 知的障害特別支援学校における「育てたい力」に基づいた学習内容に関する研究:小中高のつながりを意識した学習内容の検討  [通常講演]
    藤澤麻子; 平岡千明; 佐藤正明; 松本裕美; 惠羅修吉
    日本特殊教育学会第57回大会 2019年09月 ポスター発表
  • 小学校特別支援学級におけるノート型ホワイトボードを活用した漢字書字指導  [通常講演]
    越智早智; 惠羅修吉
    日本特殊教育学会第56回大会 2018年09月 ポスター発表
  • 知的障害特別支援学校小学部における等分理解を促す「算数科」の授業開発  [通常講演]
    平成29年度学部・附属学校園教員合同研究集会 2018年 ポスター発表
  • 特別支援学校高等部における概数理解を促す「職業数学」の開発  [通常講演]
    平成28年度学部・附属学校園教員合同研究集会 2017年 ポスター発表
  • 知的障害特別支援学校における学習評価に基づく授業改善:児童生徒の個の特性に配慮した協働的な学びの実現を目指して  [通常講演]
    日本特殊教育学会第55回大会 2017年 ポスター発表
  • 自主シンポジウム54:知的障害者の行為の実行制御へのアプローチ  [通常講演]
    葉石光一; 八島 猛; 池田吉史; 大庭重治; 惠羅修吉
    特殊教育学研究 2016年02月
  • 特別支援学校における通院に向けた学校健康診断のあり方に関する検討: 歯科通院に向けた歯科指導の取組について  [通常講演]
    平成27年度学部・附属学校園教員合同研究集会 2016年 ポスター発表
  • 香川県下の通級指導教室における指導形態と内容ならびに連携に関する現状  [通常講演]
    日本LD学会第25回大会 2016年 ポスター発表
  • Trail Making Test(系列つなぎ検査)遂行時における前頭葉脳血流の変化  [通常講演]
    日本LD学会第25回大会 2016年 ポスター発表
  • 主体的な社会参加をめざした授業づくり③参加を高め,知識・技能を活用する力を育むことを視点として:知的障害特別支援学校高等部「ライフスキル」の授業実践を通して  [通常講演]
    日本特殊教育学会第52回大会 2014年 ポスター発表
  • 手話使用の意識化が聴覚障害児の発話内容に及ぼす影響:聴覚特別支援学校低学年に在籍する児童2例を対象として  [通常講演]
    日本特殊教育学会第52回大会 2014年 ポスター発表
  • 手話使用が発話内容における文の構成に与える影響:聴覚特別支援学校小学部重複学級に在籍する児童一事例を対象にして  [通常講演]
    日本特殊教育学会第51回大会 2013年 ポスター発表
  • 主体的な社会参加をめざした授業づくり③参加を高め,知識,技能を活用する力を育むことを視点として知的障害特別支援学校高等部「ライフスキル」の授業実践を通して  [通常講演]
    日本特殊教育学会第51回大会 2013年 ポスター発表
  • 主体的な社会参加をめざした授業づくり③ポジティブな人間関係をはぐくむことを視点して:知的障害特別支援学校高等部「職業科」の授業実践を通して  [通常講演]
    日本特殊教育学会第50回大会 2012年 ポスター発表
  • WISC-III知能検査からみた境界線知能から軽度知的障害の子どもの認知特性  [通常講演]
    日本LD学会第21回大会 2012年 ポスター発表
  • 認知機能のアセスメント:読み書き困難とWISC-Ⅲの関連性  [通常講演]
    第3回香川大学教育学部特別支援教育研究大会 2011年
  • 認知機能のアセスメント:読み書きの困難とWISC-IIIの関連性  [通常講演]
    第3回香川大学教育学部特別支援教育研究大会 2011年
  • 主体的な社会参加をめざした授業づくり③  [通常講演]
    日本特殊教育学会第49回大会 2011年 ポスター発表
  • 聴覚障害児を対象とした報告内容の明確化を促すための支援  [通常講演]
    日本特殊教育学会第48回大会 2010年 ポスター発表
  • PG088 語想起課題による実行機能の評価 : 語想起課題における検索効率の減衰現象と事象関連電位P3の関連
    惠羅 修吉
    日本教育心理学会総会発表論文集 2009年 日本教育心理学会
  • 語想起課題による実行機能の評価:語想起課題における検索効率の減衰現象と事象関連電位P3の関連  [通常講演]
    日本教育心理学会第51回総会 2009年 ポスター発表
  • 書き困難の主訴の内容別によるWISC-IIIプロフィールの特徴  [通常講演]
    日本LD学会第18回大会 2009年 ポスター発表
  • 小学校低学年における平仮名書字の問題:自由作文と平仮名書字課題における誤字の分析  [通常講演]
    日本LD学会第18回大会 2009年 ポスター発表
  • 中学1年生における“小学校で学習する”漢字特性の理解について  [通常講演]
    日本LD学会第18回大会 2009年 ポスター発表
  • PF2-54 小学校低学年児童を対象とした語想起課題による実行機能の評価(測定・評価,ポスター発表F)
    恵羅 修吉
    日本教育心理学会総会発表論文集 2008年 日本教育心理学会
  • 「書き」の主訴とWISC-Ⅲとの関連性:「読み」の主訴がなく「書き」の主訴がある子どもの特徴について  [通常講演]
    日本LD学会第17回大会 2008年 ポスター発表
  • 読み書きの主訴とWISC-IIIとの関連性:小学生を対象とした読み書きにおける主訴の有無による比較  [通常講演]
    日本LD学会第17回大会 2008年 ポスター発表
  • 小学校低学年児童を対象とした語想起課題による実行機能の評価  [通常講演]
    日本教育心理学会第50回総会 2008年 ポスター発表
  • 「書き」の主訴とWISC-IIIとの関連性:「読み」の主訴がなく「書き」の主訴がある子どもの特徴について  [通常講演]
    日本LD学会第17回大会 2008年 ポスター発表
  • 視覚障害者を対象とした連続動作の学習支援方法に関する研究  [通常講演]
    日本特殊教育学会第45回大会 2007年 ポスター発表
  • 知的障害児を対象とした報告場面における文産出を促すための支援方法に関する事例的研究  [通常講演]
    日本特殊教育学会第44回大会 2006年 ポスター発表
  • 頭皮上電位から聴覚系末梢の注意効果を検出する試み  [通常講演]
    第23回日本生理心理学会大会 2005年 ポスター発表
  • 聴覚系末梢における注意効果の頭皮上電位による検出  [通常講演]
    日本心理学会第69回大会 2005年 ポスター発表
  • PB113 知的障害児における実行機能と事象関連電位の課題関連性変動(ポスター発表B,研究発表)
    惠羅 修吉
    日本教育心理学会総会発表論文集 2004年 日本教育心理学会
  • 知的障害児を対象とした書字学習支援における文通の活用に関する事例的研究  [通常講演]
    日本特殊教育学会第42回大会 2004年 ポスター発表
  • 視覚障害者を対象とした触図における奥行き表現の理解に関する研究  [通常講演]
    日本特殊教育学会第42回大会 2004年 ポスター発表
  • 知的障害児における実行機能と事象関連電位の課題関連性変動  [通常講演]
    日本教育心理学会第46回総会 2004年 ポスター発表

MISC

  • 通常学級に在籍する児童の言語支援ニーズを探る : 『学齢児版言語・コミュニケーション発達スケール(LCSA)』の開発と適用(自主シンポジウム28,日本特殊教育学会第48回大会シンポジウム報告)
    大伴 潔; 林 安紀子; 川合 紀宗; 惠羅 修吉 特殊教育学研究 48 (5) 445 -446 2011年01月
  • 特別支援教育のための大学における教員養成・研修(自主シンポジウム47,日本特殊教育学会第45回大会シンポジウム報告)
    大庭 重治; 齋藤 一雄; 細谷 一博; 加藤 哲則; 惠羅 修吉; 是永 かな子 特殊教育学研究 45 (5) 343 -344 2008年01月
  • 側頭葉てんかんのある子どもの認知機能: その特徴と解釈上の留意点について
    惠羅 修吉 発達支援研究 9 13 -30 2005年
  • 触図における3次元空間表現の利用可能性に関する実験的研究
    大庭重治; 阿部哲也; 惠羅修吉 平成13~15年度科学研究費補助金研究成果報告書「大学入試センター試験の視覚障害受験生に対する特別措置と問題作成の改善に関する研究」 2004年
  • 発達障害児の評価と支援 : 根拠に基づく教育実践に向けて(準備委員会企画シンポジウム3,日本特殊教育学会第40回大会シンポジウム報告)
    惠羅 修吉 特殊教育学研究 40 (5) 554 -555 2003年01月
  • 砂田 裕美子; 大庭 重治; 惠羅 修吉 日本教育心理学会総会発表論文集 44 (44) 464 -464 2002年08月
  • 惠羅 修吉; 門廻 宏昭; 大庭 重治 日本教育心理学会総会発表論文集 44 (44) 619 -619 2002年08月
  • 門廻 宏昭; 惠羅 修吉; 大庭 重治 日本教育心理学会総会発表論文集 44 (44) 620 -620 2002年08月
  • 発達障害児の評価と支援 根拠に基づく教育実践に向けて
    大庭重治; 恵羅修吉; 松本秀彦; 吉川千絵; 江田裕介; 松本敏治; 室橋春光 日本特殊教育学会大会発表論文集 40th 130 2002年08月
  • 発達障害児の評価と支援:根拠に基づく教育実践に向けて
    惠羅 修吉 発達支援研究 4 2 -4 2002年
  • 聴覚オドボール・パラダイムにおいて弁別課題遂行に困難を示した自閉性障害一事例のP3
    惠羅修吉 臨床脳波 42 548 -550 2000年08月 [査読有り]
  • 「発達支援」のための神経心理学的課題を展望する : 発達神経心理学における方法論的課題と電気生理学的指標の活用(イブニング・レクチャー2,日本特殊教育学会第37回大会イブニング・レクチャー報告,実践研究特集号)
    恵羅 修吉 特殊教育学研究 37 (5) 168 -169 2000年03月
  • 絶対音感を有する自閉症者1例の音高識別検査時における脳波変化
    設楽なつ子; 惠羅修吉 臨床脳波 40 202 -204 1998年03月 [査読有り]
  • 貼り絵の才能を有する精神遅滞者1例の左右半球機能差に関する検討
    設楽なつ子; 惠羅修吉 臨床脳波 38 207 -209 1996年03月 [査読有り]

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 知的障害のある子どもを対象とした 数量概念の評価に関する研究
    日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2021年04月 -2024年03月 
    代表者 : 惠羅 修吉
     
    数理解や数量を取り扱うスキルの獲得は,生活の質の向上させるうえで重要な学習課題である。しかしながら,知的障害のある子どもたちの数量概念の獲得状況を客観的に把握するためのアセスメントを開発する研究はほとんどない。本研究では,知的障害特別支援学校に在籍する児童生徒を対象とした数量概念の獲得状況を把握するアセスメントを開発することを目的とした。数詞・数字の獲得に依拠しない量理解を評価する検査として線等分課題を,数詞・数字の獲得に依拠する課題として線描画課題と数直線課題を採用する。線描画課題は数を量に変換する操作を,数直線課題は量を数に変換する操作を要する点に差異がある。定型発達成人と知的障害児を対象として課題遂行成績と使用方略(眼球運動より分析)について検討し,アセスメントが反映する認知能力とアセスメントの有用性について検証する。 2021年度は,まずは,これまで申請者が行ってきた研究成果をまとめて,今後の研究に繋げる論点整理を行った。 本研究では,研究1として,知的障害のない成人を対象としてアセスメント課題の遂行成績と使用方略について分析するとともに,課題間の関連性を検証する計画である。この研究では,遂行成績に加えて球運動を測定する装置を活用して課題遂行中の眼球運動をモニターし,視線動向から課題遂行の方略について分析する。本年度は,眼球運動測定装置を購入して,初期セッティングと作動確認を行い,準備作業を行った。 研究2として,知的障害のある児童生徒を対象として,線等分課題,線描画課題,数直線課題それぞれの遂行成績の個人差について検討するとともに,課題間の関連性を分析する計画である。本年度は,当初予定の3課題を補足する課題について検討する予備的調査を行った。具体的には平行や垂直の理解を確認するアセスメントを作成し,知的障害特別支援学校に在籍する生徒を対象としてアセスメントを行った。
  • 学習困難児における実行機能評価と個別指導に関する研究:shiftingに着目して
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2018年04月 -2022年03月 
    代表者 : 惠羅 修吉; 西田 智子; 中島 栄美子
     
    学習につまずきのある児童生徒に対して個の認知特性に即した教育実践を実現するために,認知機能のアセスメントの開発と活用に関する研究を進める必要がある。学習困難児によくみられる認知特性の一つとして,実行機能の弱さがある。本研究では,この実行機能に焦点をあて,実行機能の評価とそれに基づく支援方法を開発することを目的とする。具体的には,①基礎研究として、実行機能の評価方法に関する基礎研究を行うことで検査が反映する認知機能を詳細に分析する。②実践研究として、学習困難児を対象として実行機能評価に基づく支援方法のあり方について個別指導による事例研究を行い,教育指導における教育実践的な有効性について検証する。 2018年度は基礎研究を中心とした。実行機能のなかでも「転換 shifting」について検証する本実験を行うための予備実験を実施した。実行機能を反映する語想起課題の遂行中,時間経過に伴う検索効率の急速な低下現象が頻繁に出現する。この現象と課題遂行中の前頭前野の活性化との関連について検討した。前頭前野の活性化についてはNIRSによる脳酸素代謝変化を指標とした。その結果,時間経過に伴う検索効率の急速な低下現象の安定した出現を確認するとともに,それに随伴して時間経過に伴うOxyHb濃度変化量の増加を認めた。さらに行動指標とNIRS指標の関連性を分析するため,参加者を課題遂行成績の高低で二分して比較した。その結果,遂行成績の高低に関わらず時間経過に伴う検索効率の急速な低下現象は出現すること,低成績者よりも高成績者のOxyHb濃度変化量が多く,その差は課題遂行の冒頭よりも中盤および後半で拡大した。以上より,時間経過に伴う検索効率の急速な低下現象の背後で,検索困難状態から脱するために実行機能が活動し,前頭前野の賦活に繋がっていることが示唆された。成果の一部を論文発表した。
  • 早産児の学習障害における視覚的認知機能の分析的研究
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2014年04月 -2018年03月 
    代表者 : 西田 智子; 加藤 育子; 日下 隆; 小西 行彦; 惠羅 修吉
     
    極低出生体重(VLBW)児は、しばしば学習困難を抱えている。我々は、VLBW児における認知機能の特徴を明らかにすることを目的とした。神経学的異常や頭部MRIでの異常を認めない5-10歳のVLBW 児に対して、心理検査K-ABC、ベンダーゲシュタルトテスト(BGT)およびGlobal/Local視覚認知課題を実施した。K-ABCの結果では、「習得度尺度」が著明に低かった。BGTおよびGlobal/Local視覚認知課題では、正期産児と比較して視覚運動知覚の発達遅延を認めた。また、視線追跡装置により、VLBW 児の中で眼球運動に問題のある児が明らかとなり学習困難との関係が示唆された。
  • 学習困難児における実行機能の評価と支援方法に関する基礎的ならびに実践的研究
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2014年04月 -2017年03月 
    代表者 : 惠羅 修吉; 岡根 佳子; 吉松 佳子; 原田 茉莉; 西田 智子; 中島 栄美子
     
    学習困難を抱える児童生徒を対象とした実行機能の評価とそれに基づく支援方法の開発を目的とした。基礎研究では,実行機能検査として語想起課題と系列つなぎ課題を取り上げ,課題遂行に関与する認知機能について行動指標と生理指標より分析した。両課題ともに課題遂行に前頭前野が強く関与していた。語想起課題では,時間経過に伴う検索効率の急速な低下現象の背後で,検索困難状態から脱するために実行機能が活動していることが示唆された。実践研究では,「同時処理の弱さがある小学校低学年男児に対する概念地図法を用いた語彙指導」等の指導実践を行い,実行機能の視点から指導計画を策定し,その妥当性について考察した。
  • 低学年児童を対象とした小集団における文字学習支援方法の開発
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2011年 -2013年 
    代表者 : 大庭 重治; 葉石 光一; 八島 猛; 惠羅 修吉; 石田 脩介; 菅野 泉; 田上 智明; 長谷川 桂; 樋熊 一夫; 山本 詩織
     
    読み書きの学習に困難を示す児童に対する小集団学習場面を活用した文字学習支援方法の検討を目的として,読み書きの学習につまずく子どもの発達特性と支援方法に関する最近の研究成果の把握,有効な支援方法に関する臨床的検討,大学院生のための支援方法学習プログラムの検討を実施した。その結果から,学習支援については,人間社会という枠組みの中での子どもの把握,小集団学習場面の計画的活用,小集団における明確な支援者の役割分担,個別的支援の併用等の必要性を指摘し,大学院生の学習プログラムについては,学習段階に応じた自己研鑽機会の提供等の必要性を指摘した。
  • 発達障害児を対象とした実行機能の評価に関する基礎的研究:行動面と生理面からの検討
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2005年 -2007年 
    代表者 : 惠羅 修吉; 大庭 重治
     
    本研究では,発達障害児を対象とした実行機能の評価方法を開発するための基礎的検討を行うことを目的とした。第一研究として,健常者を対象として語想起課題における実行機能の役割に関する検討を実施した。実行機能を反映する課題として語想起課題を用いた。語想起課題とは,ある共通属性を有する単語を限定された時間内で可能な限り多く再生するという長期記憶からの単語検索・産出課題である。本研究では語頭音手がかりによる語想起課題とした。第一研究では,日本語における語彙数の影響を確認するため,語彙数の多い語頭音と語彙数の少ない語頭音をそれぞれ2音ずつ選択した。総再生数と時間経過による再生率変動の2つを行動指標として取り上げた。生理指標として,事象関連電位P3成分(刺激提示後300ms前後で頭頂優位に頂点を形成する陽性成分)について測定した。研究代表者がこれまで用いてきた聴覚オドボール事態による手続きを採用した。分析の結果,語想起課題における時間経過により再生率変動と前頭部P3振幅との間に負の相関が認められた。このことから,再生率変動が前頭葉機能である実行機能をよりよく反映している可能性が示唆された。第二研究として,発達障害児を対象として語想起課題を実施した。また,第三的研究として,定型発達の小学校低学年児童を対象として語想起課題を実施した。いずれも総再生数と時間経過による再生率変動について分析した。発達障害児については,時間経過による再生率変動が全般的知能と関係していることが明らかとなった。定型発達の子どもにおいては,学年により時間経過による再生率変動のパタンが異なることが推察された。
  • 障害児における書字指導プログラムの作成に関する基礎的研究
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2002年 -2004年 
    代表者 : 大庭 重治; 惠羅 修吉
     
    知的機能,視覚機能,運動機能などにつまずきのある児童の中には,およその字形は表現できるものの,必ずしも正しい字形で文字を書くことができない子どもたちが少なからず存在している。本研究は,これらの課題を抱える子どもたちに適用可能な書字指導プログラムの作成を目指して,書字行為に関連する諸機能の状態を評価し,その結果を学習支援に反映させていくための基礎的研究を行うことを目的とした。また,研究過程において,対象児童の中に文字学習そのものへの動機づけがなされにくい者が多くみられたため,そのための支援策についても試行的に検討した。なお,研究成果はSecond International Luria Memorial Conference(モスクワ)や日本特殊教育学会等において公表した。 本研究期間内では,主に次のような内容について検討を行った。 1.誤字の修正を促すための小学校での一斉指導における配慮事項について検討した。 2.知的障害児に対する定期的な指導を通して,平仮名,片仮名,漢字の書字行為に見られる発達的変化を継続的に分析した。特に,誤字を自己修正していく機能の獲得過程について詳細に検討した。 3.養護学校に在籍する知的障害児を対象として,学校,家庭,大学が連携をとりながら,獲得した文字を生活の中で使用していくことができるようになるための学習支援方法について検討した。 4.視覚障害児に対する定期的な指導を通して,書字における視覚機能の役割について継続的に分析した。特に,拡大読書機を使用して文字を書く際の目の使い方及び筆記用具の使用状態について検討した。 5.低年齢の子どもにおいても筆圧を的確に測定するために,新たな筆圧記録装置について検討した。
  • 発達障害児における聴覚的ならびに音韻的短期記憶の評価に関する基礎的研究
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2001年 -2003年 
    代表者 : 惠羅 修吉; 大庭 重治
     
    本研究は,(1)聴覚的,音韻的短期記憶に関する評価方法の精緻化;(2)発達障害児を対象とした評価の実施;(3)聴覚的,音韻的短期記憶に困難を有する発達障害児の事例的検討,の3つ下位プロジェクトにより構成された。 (1)では,事象関連脳電位における指標として聴覚オドボール事態におけるP3(P300)に注目した。受動条件と能動条件を設定し,受動条件で安定してP3が測定できる検査条件について検討した。(2)では,知的障害養護学校に在籍する発達障害児66名を対象として,(1)で開発したP3指標による検査を実施した。受動条件でのP3測定が重度知的障害を有する子どもを対象とした評価方法として適用可能なこと,受動条件と能動条件の組み合わせでP3測定することで音韻的短期記憶能力の自動的側面と方略的側面を区分して評価可能であることが明らかになった。また,行動指標として非単語復唱課題を実施し,この検査方法が発達障害児の音韻的短期記憶を評価する上で有効であることを確認した。 (3)では,音韻的短期記憶に困難を有する事例を対象として,各種神経心理学的検査(WISC-IIIやK-ABCなど)を実施し,その検査の結果も踏まえた上で,個別指導計画の作成を試みた。 研究成果を総括すると,生理指標である事象関連電位P3による評価と行動指標である非単語復唱課題による評価のそれぞれの臨床的有用性について確認された。今後,さらにこの評価法の応用的価値を確認するためには,両者の関連性に関する検討と適用年齢の幅を広げた研究が必要である。
  • 障害児における書字指導プログラムの作成に関する基礎的研究
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 1999年 -2001年 
    代表者 : 大庭 重治; 惠羅 修吉
     
    平仮名書きの学習初期にある子どもたちの中に,正しい字形で平仮名を書くことができない子どもたちが少なからず存在している。そのつまずきの背景には,認知機能や運筆機能の未発達,自らの誤字を修正する機能の未獲得などがある。そこで,書字学習に困難を示す子どもたちの書字特性を分析し,その改善を促すための指導プログラム作成に向けた一連の基礎的研究を実施した。 本研究期間内では,次のような内容を中心として検討を行った。 1)就学前の書字学習初期にある年長幼児を対象として,描画の発達状態と運筆機能の獲得状態との関係を分析し,書字学習の基礎的活動としての表現活動の意義について検討した。 2)通常の学級に在籍する児童を対象として,一斉指導における書字指導方法について検討するとともに,書字学習に困難を示す児童の書字特性に関する資料の収集を行い,書字結果に与える筆圧の影響やその改善を促すため指導方法について検討した。 3)低学年児童を対象として,利き手による運筆機能の発達特性に関する資料の収集を行い,幼児の筆圧に関する基礎データを参考にしながら,運筆における利き手の影響について検討した。 4)視覚障害児を対象として,描画における運筆機能の特性を分析し,筆記用具を使用した表現活動における視覚機能の役割について検討した。 5)低学年の児童の生活環境において,文字をコミュニケーションに使用する機会として利用可能な学習場面について整理した。そのひとつとして「文通」を取り上げ,文通による学習が持つ意義とそれを導入し継続していくための諸課題について検討した。
  • 自閉症児における学習能力の基底にある記憶機能特性に関する基礎研究
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 奨励研究(A)
    研究期間 : 1997年 -1998年 
    代表者 : 惠羅 修吉
     
    本年度は,昨年度からの研究を継続して進めた。 被験者として自閉症児3名を対象として,記憶更新過程を反映する電位である事象関連電位P3を指標とした検査を実施した。聴覚刺激によるオドボール条件と刺激欠落条件,視覚刺激によるオドボール条件と刺激欠落条件の4刺激呈示条件について,能動的弁別反応を負荷する課題条件と受動的無課題条件の2課題条件のもとで検査を実施することとした。対象児のうち1名については,聴覚刺激による実験のみの実施となった。自閉症児は共通して,聴覚刺激に対して,課題条件ではP3の出現が認められたが,無課題条件ではP3は出現しなかった。一方,視覚刺激に対しては,健常者では無課題条件でP3が出現しないにも関わらず,自閉症児ではP3が出現した。これらのことから,自閉症児における感覚モダリテイと課題関連性の関係は,健常者とは異なるパタンを示すことが推察された。 自閉症児を対象とした検査と並行して,健常者ならびに知的障害を有する児童(知的障害児とする)を対象として,聴覚刺激を用いたオドボール条件による事象関連電位の測定を実施した。知的障害児におけるP3の出現パタンは,自閉症児よりも健常者に近い傾向を示した。但し,P3の頂点潜時は健常者に比べると遅延する傾向が見られた。このことより,自閉症児は,自閉症を伴わない知的障害児とも異なる特異的な記憶更新過程を有していることが推察された。
  • ダウン症者の加齢に伴う運動機能の変化 : 心理面と生理面からの検討
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 1996年 -1998年 
    代表者 : 小宮 三弥; 惠羅 修吉
     
    ダウン症者においては,10歳代半ば頃から早期老化の兆候が見られるという報告に加えて,日常生活の動作・行動の基礎となる青年期までに発達する基礎的運動機能が,同年齢の健常児やダウン症児以外の知的障害児と比較して劣っていることが指摘されながら,青年期以後における運動機能の実態については殆ど明らかになっていない。 そこで,本研究では,養護学校高等部から50歳代までのダウン症者を対象にして,加齢に伴う運動機能の実態と脳幹部の機能的変化を年代別に明らかにし,また,ダウン症者以外の知的障害者の結果と比較することを通して,その特性を検討しようとするものである。 方法 対象者と測定場所:養護学校(高等部),知的障害者更生施設,通所施設,教護施設などに在籍し,承諾が得られたダウン症者58名および知的障害者48名の計106名である。測定場所は,学校や施設にある体育館,プレイルーム,または保健室等で行われた。検査:運動機能の検査項目として,握力,背筋力,タッピング,パチンコ玉つまみ,全身反応運動,片足立ち(開眼)を実施した。また,右側面の立位姿勢も記録した。聴性脳幹反応では,刺激音としてクリック音(70dBnHL)を使用し,ヘッドホーンにより両耳呈示した。全対象者に対して1000回加算平均の測定を2試行以上行い,波形の再現性を確認した。 結果 1)ダウン症者群における身長と体重は,知的障害者群と比較して,身長は各年代で著しく劣っていたが,体重では,やや劣っている程度であった。2)運動項目の測定結果では,ダウン症者群は,全ての項目において,知的障害者群の結果より低く,30歳代,40-50歳代でその差が大きくなる傾向が見られた。3)立位姿勢は,ダウン症者では,10歳代から,首が前に出て,前かがみで,膝の曲がっている状態が多く,知的障害者とは異なる様子がうかがわれた。4)聴性脳幹反応については,ダウン症者群では,III波とV波の頂点潜時とI-V波頂点間潜時が加齢に従って有意に延長した。一方,知的障害者群では,いずれの指標においても加齢と有意な相関を認めなかった。5)ダウン症者群は,知的障害者群に比べて,10歳代ではV波潜時は短いが,加齢に従って逆転し,40-50歳代では延長する傾向が認められた。

委員歴

  • 2013年01月 - 現在   日本発達障害支援システム学会   編集委員(評議員兼務)
  • 2018年01月 - 2020年03月   日本発達障害学会   評議員
  • 2014年01月 - 2018年01月   日本LD学会   代議員
  • 2013年01月 - 2015年12月   日本教育心理学会   教育心理学研究常任編集委員
  • 2001年04月 - 2012年12月   日本発達障害支援システム学会   常任編集委員

社会貢献活動

  • 地域支援体制マネジメントチーム委員
    期間 : 2014年06月 - 現在
    役割 : 助言・指導
    種別 : その他
    主催者・発行元 : 香川県健康福祉部
     地域支援体制マネジメントチーム委員, 巡回・訪問,会議,講義等
  • 香川県発達障害者支援連携協議会
    期間 : 2012年04月 - 現在
    役割 : 助言・指導
    種別 : その他
    主催者・発行元 : 香川県庁
     委員
  • 特別支援教育士資格認定協会「SENS養成セミナー」講師
    期間 : 2017年07月 - 2017年08月
    主催者・発行元 : 特別支援教育士資格認定協会
     講師
  • 広島県立三原特別支援学校公開研究会
    期間 : 2015年01月
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : 広島県立三原特別支援学校
  • 香小研・香中研特別支援教育部会夏季研修会講演
    期間 : 2012年08月
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : 香川県小学校教育研究会
  • 平成23年度特別支援教育総合推進事業運営協議会
    期間 : 2011年09月 - 2012年03月
    役割 : 助言・指導
    主催者・発行元 : 香川県健康福祉部・香川県教育委員会
  • 平成23年度特別支援教育総合推進事業に係わる巡回相談員
    期間 : 2011年05月 - 2012年03月
    役割 : 助言・指導
    主催者・発行元 : 香川県教育委員会
  • 高松市教育委員会特別支援教育(WISC-III)研修講座
    期間 : 2011年08月
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : 高松市教育委員会
  • 関東地区第3回「S.E.N.S(特別支援教育士)養成セミナー
    期間 : 2011年07月
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : 一般財団法人 特別支援教育士資格認定協会
  • 特別支援教育II研修講座:WISC-III知能検査(基礎編)
    期間 : 2009年07月
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : 高松市教育委員会
  • 平成20年度特別支援教育コーディネーター実践力アップ研修講座
    期間 : 2008年08月
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : 香川県教育センター
  • WISC-III知能検査(応用編)研修講座
    期間 : 2008年07月
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : 香川県教育センター

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