研究者データベース

天谷研一 (アマヤ ケンイチ)

        
    経済学部 経済学科 創発科学研究科 創発科学専攻 
  • 教授
Last Updated :2025/04/24

研究者情報

学位

  • 博士(経済学)(2003年09月 マサチューセッツ工科大学)
  • 修士(経済学)(1998年03月 東京大学)

J-Global ID

研究キーワード

  • ゲーム理論   ミクロ経済学   Game Theory   Microeconomics   

研究分野

  • 人文・社会 / 理論経済学 / ゲーム理論
  • 人文・社会 / 理論経済学 / ミクロ経済学

経歴

  • 2023年11月 - 現在  香川大学経済学部教授
  • 2007年05月 - 2023年10月  香川大学経済学部准教授
  • 2006年04月 - 2007年04月  香川大学経済学部講師
  • 2003年10月 - 2006年03月  神戸大学経済経営研究所講師

学歴

  • 1998年09月 - 2003年09月   マサチューセッツ工科大学   大学院経済学研究科博士課程
  • 1996年04月 - 1998年03月   東京大学   大学院経済学研究科修士課程   経済理論専攻
  • 1992年04月 - 1996年03月   東京大学   経済学部   経済学科

所属学協会

  • Econometric Society   日本経済学会   

研究活動情報

論文

  • Evolutionary Equilibrium Selection with Location Choices
    天谷研一
    香川大学経済論叢 91 3・4 259 - 277 2019年03月
  • 戦略的タイプと行動タイプが存在するゲームにおける事前コミュニケーションの効果
    天谷研一
    香川大学経済論叢 87 1・2 57 - 75 2014年09月
  • アプローチの選択を伴う複数エージェントのモラルハザード
    天谷研一
    香川大学経済論叢 86 1 29 - 44 2013年06月
  • モラルハザード問題における合理的な無知
    天谷研一
    国民経済雑誌 193 6 87 - 101 2006年06月
  • Two-Speed Evolution with Pre-Play Communication and Limited Flexibility
    天谷研一
    Review of Economic Dynamics 9 2 310 - 325 2006年04月 [査読有り]
  • Dynamic Analysis of Equilibrium Selection in Games
    天谷研一
    Ph.D Dissertation, Massachusetts Institute of Technology 2003年09月

書籍

  • 図解で学ぶゲーム理論入門
    日本能率協会マネジメントセンター 2011年 ISBN: 4820747185
  • ゲームと情報の経済学
    勁草書房 2006年

講演・口頭発表等

  • Multi-agent moral hazard with approach choices  [通常講演]
    International Conference of the Thailand Econometric Society 2016年
  • Multi-Agent Moral Hazard with Approach Choices  [通常講演]
    Asian Meeting of the Econometric Society 2013年

MISC

  • Perfect Foresight Equilibrium Selection in Signaling Games
    天谷研一; Kenichi Amaya The Institute of Economic Research Working Paper Series, Kagawa University (156) 2010年03月

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 戦略的情報伝達ネットワークの進化と制度設計
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2018年04月 -2023年03月 
    代表者 : 天谷 研一
     
    企業組織や社会制度を設計する上で、情報収集や情報伝達のメカニズムは重要な問題である。しかし、情報の流れは、制度設計者がすべてコントロールできるものではない。組織の設計においても、構成メンバーによる自然発生的な情報の流れを勘案しながら、設計者の手の届く範囲においてコントロールすることが不可欠である。本研究では、ネットワークの進化を織り込んだ上での、情報伝達メカニズムの設計について考察する。 当該年度は、進化ゲーム理論の手法を用いて、プレイヤーが行動の意図を伝達する効果について考察した。 第一に、多数のプレイヤーが存在する社会の中でプレイヤーが誰と接触してプレーを行うかに影響できる状況を考察した。具体的には、ゲームに先立ち、各プレイヤーは自分がプレーする場所を選択し、同じ場所を選択したプレイヤーとの間でマッチングが形成されることを仮定した分析を行った。。第二に、プレイヤーが事前にメッセージを送ることができるが、メッセージはゲームにおける行動の意図に関するものであり、メッセージの受け手はメッセージを信じるか無視するかの解釈しかできないことを仮定した分析を行った。いずれの考察においても、結論として、ゲームが「自己シグナリング条件」を満たす場合、またその場合に限り、パレート効率的な均衡が選択されることが証明された。この結論は、Clark, Kay and Sefton (2001)らによる実験結果と整合的である。 本研究では、場所の選択というネットワーク形成に関わる意思決定と、ゲームにおける行動に関わる意思決定がどのように相互に関係しあうかについて、一つの特徴を明らかにすることができた。さらに、ネットワークの中でメッセージが及ぼす影響について、実験結果と整合的な理論的な説明を与えることができた。
  • 組織設計問題における情報収集・伝達のインセンティブに関する研究
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究(B)
    研究期間 : 2008年 -2010年 
    代表者 : 天谷 研一
     
    組織における情報の伝達の問題を、シグナリングとチープトークの枠組みの中で動学ゲームによる均衡選択の概念により分析した。第一に、シグナリングとチープトークが共存する環境では、労働者のうち能力の高いタイプにとって望ましい均衡が進化的安定である。第二に、シグナリングのみが存在する環境では、能力の高いタイプの労働者がリスク支配的である場合には、完全予見動学および確率進化ゲーム理論の解概念において安定的である。

委員歴

  • 2020年02月 - 現在   香川県高松市   入札監視委員会委員

担当経験のある科目

  • 経済学入門香川大学
  • 上級ミクロ経済学香川大学
  • 経済数学入門香川大学
  • ミクロ経済学Ⅱ香川大学
  • ミクロ経済学Ⅰ香川大学

その他のリンク

researchmap



Copyright © MEDIA FUSION Co.,Ltd. All rights reserved.