オンゴーイング認知と再現認知による体育教師の実践的力量を高める手法の開発
日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
研究期間 : 2009年 -2011年
代表者 : 西原 康行; 生田 孝至; 米村 耕平
スポーツ教育は,広い空間において学習者と教師が身体を動かしながら実践される.そのため,教師は,空間認知や学習者の身体認知,授業の勢いの認知,予測認知といった認知が教室での座学以上に必要となる.本研究は,授業時にマイクを付けてつぶやくオンゴーイング法と授業者の頭にCCDカメラを取り付け,授業者の視点での認知をVTRに収め,授業後に再現して認知する再現認知法を試みた.その結果,オンゴーイング法は熟達教師の語りが多く表出した.一方,再現認知法では初心者教師が熟達教師と同じ語りを表出する傾向にあった.