生きたままの細胞への局所投薬のためのジャグリングプローブ技術
日本学術振興会:科学研究費助成事業
研究期間 : 2007年 -2009年
代表者 : 石丸 伊知郎; 正木 勉; 田中 直孝; 竹川 薫; 栗山 茂樹; 竹川 薫
細胞を用いた薬剤効果評価法として,触診による細胞粘弾性力分離計測技術を確立した.本手法は,光圧力を用いてマイクロプローブを振動操作し,細胞に対して触診する.本手法では,微弱な光圧力をバネ力として用い,表面効果である粘性抵抗が支配的に働く.これらの2つの作用により粘性力を顕在化することで,細胞の粘性力と弾性力の分離計測が可能である.細胞触診による粘弾性力分離計測モデルを構築し,より高精度な計測を行うための粒子直径計測手法を確立した.