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山下直子 (ヤマシタ ナオコ)

        
    教育学部 学校教育教員養成課程 創発科学研究科 創発科学専攻 
  • 教授
Last Updated :2025/04/24

研究者情報

学位

  • 人文科学修士(お茶の水女子大学)

J-Global ID

研究キーワード

  • 日本語教育   第二言語習得   

研究分野

  • 人文・社会 / 日本語教育

経歴

  • 2011年04月 - 現在  香川大学教育学部教授Faculty of Education
  • 2004年04月 - 2007年03月  香川大学教育学部助教授Faculty of Education
  • 2002年04月 - 2004年03月  香川大学教育学部講師Faculty of Education
  • 1999年04月 - 2002年03月  香川大学教育学部助手Faculty of Education

学歴

  • 1997年04月 - 1999年03月   お茶の水女子大学   人間文化研究科   言語文化専攻

所属学協会

  • 大学日本語教員養成課程研究協議会   日本教育工学会   教育システム情報学会   専門日本語教育学会   第二言語習得研究会   日本言語文化学研究会   日本語教育学会   

研究活動情報

論文

  • 地方自治体の広報誌で用いられるカタカナ語の使用実態-香川県広報誌「THEかがわ」を一例として-
    藤原史織; 山下直子
    日本語教育連絡会議論文集 56 - 65 日本語教育連絡会議 2024年03月
  • Acquisition of the meanings of medical terms with katakana counterparts
    Tomoko Yamashita Smith; Yoko Amagase; Naoko Yamashita; Judy Noguchi
    Journal of Medical English Education 22 2/3 64 - 67 2023年10月 [査読有り]
  • カタカナ語とその類義の和語・漢語の文脈による使い分け-日本語学習者と母語話者に対する調査の比較から-
    山下直子; 畑ゆかり; 轟木靖子
    香川大学教育学部研究報告 9 45 - 53 香川大学教育学部 2023年09月
  • 英語医療用語における多義語の習得と学習者の意識調査
    スミス 朋子; 天ヶ瀬 葉子; 山下 直子; 野口 ジュディー
    大阪医科薬科大学薬学部雑誌 2 5 - 20 2023年03月 [査読有り]
  • 「やさしい日本語」を使った JSL 児童向けの読み物作成-大学の日本語教員コースでの試み-
    山下直子; 藤原史織
    日本語教育連絡会議論文集 35 155 - 164 2023年03月
  • 小学校の総合的な学習の時間における防災教育-多文化共生の視点から-
    轟木靖子; 山下直子
    香川大学教育実践総合研究 45 49 - 55 2022年09月
  • 日本語学習者のカタカナ語サ変動詞の使用実態-日本語学習者コーパスI-JAS の分析から-
    藤原史織; 山下直子
    日本語教育連絡会議論文集 34 91 - 100 2022年03月
  • 訳語付き narrow reading による語彙導入の実践
    山口紗季; 山下直子
    香川大学教育学部研究報告 5 49 - 54 2021年09月
  • 日本語母語話者のカタカナ語とその類義語の使用実態-BCCWJコーパスの分析から-
    山下直子; 平田史織
    日本語教育連絡会議論文集 33 109 - 118 2021年03月
  • 日本語教育における語彙指導の重要性-訳語付きnarrow readingによる語彙導入の提案-
    山口紗季; 山下直子
    香川大学教育学部研究報告 2 83 - 92 2020年09月
  • 意味と発音に焦点を当てた薬学生の専門用語の語彙習得について
    スミス山下朋子; 天ケ瀬葉子; 山下直子; 野口ジュディー
    大阪薬科大学紀要 14 77 - 86 2020年03月 [査読有り]
  • 日本語学習者のカタカナ語と類義語の使い分け-産出文と自由記述の分析から-
    山下直子; 畑ゆかり
    日本語教育連絡会議論文集 32 90 - 99 2020年03月
  • 防災・減災のための「やさしい日本語」-チラシの作成タスクの分析からー
    轟木靖子; 山下直子
    香川大学地域連携・生涯学習センター研究報告 25 33 - 41 2020年03月
  • 外国人生活者のための基本カタカナ語彙について
    平田史織; 山下直子
    香川大学教育学部研究報告 2 83 - 92 2020年03月
  • 大学のシラバスにみるカタカナ語-全学共通教育の主題科目と学問基礎科目の分析から-
    西崎紗彩; 平田史織; 山下直子
    香川大学教育学部研究報告第Ⅰ部 151 57 - 68 2019年03月
  • 地域の日本語教室における日本語学習者と支援者の意識-香川県における日本語学習支援活動に関する調査より-
    畑ゆかり; 山下直子; 轟木靖子
    比較文化研究 134 159 - 168 2019年01月 [査読有り]
  • 日本人学生と留学生の防災に対する意識について-アンケート調査の分析-
    轟木靖子; 髙橋志野; 山下直子
    香川大学生涯学習教育研究センター研究報告 23 75 - 81 2018年03月
  • JSL児童の読書に適切な読み物とは-日本語母語話者向けの童話の分析から-
    西崎紗彩; 山下直子
    香川大学教育学部研究報告第Ⅰ部 149 53 - 64 2018年03月
  • 日本語母語話者のカタカナ語と類義語の使い分け-カタカナ語とその類義の和語・漢語の調査から-
    山下直子; 畑ゆかり; 轟木靖子
    香川大学教育学部研究報告第Ⅰ部 149 45 - 52 2018年03月
  • 四国における外国人住民の防災について
    轟木靖子; 髙橋志野; 山下直子
    香川大学生涯学習教育研究センター研究報告 22 69-74 - 74 香川大学生涯学習教育研究センター 2017年03月
  • 災害時における外国人住民の支援について-学生インターンシップ活動の分析-
    轟木靖子; 山下直子
    香川大学教育実践総合研究 33 135 - 140 香川大学教育学部 2016年09月 [査読有り]
  • 日本語指導が必要な児童・生徒に対する支援について
    轟木靖子; 山下直子
    柴田昭二先生御退職記念論文集 35-42  2016年03月
  • 香川県および愛媛県における日本語指導が必要な児童生徒への支援について
    轟木靖子; 髙橋志野; 山下直子
    香川大学生涯学習教育研究センター研究報告 21 1-6 - 6 香川大学生涯学習教育研究センター 2016年03月
  • カタカナ語の聞き取りテストとカタカナに関する意識調査-韓国語・タイ語・中国語母語話者の場合
    山下直子; 畑ゆかり; 轟木靖子
    比較文化研究 119 81-90 - 90 日本比較文化学会 ; 1984- 2015年12月 [査読有り]
  • 外国語指導助手(ALT)が抱えるフラストレーションの実態-ALTへのインタビュー調査をもとに-
    田村駿; 山下直子
    香川大学教育学部研究報告第Ⅰ部 143 71-82 - 82 香川大学教育学部 2015年03月
  • 終助詞「よ」「ね」の音調の地域差についてー東京・岡山・香川の比較ー
    轟木靖子; 山下直子
    香川大学教育学部研究報告第1部 142 75-83 - 83 香川大学教育学部 2014年09月
  • 青少年育成における地域ネットワーク形成支援の実践的研究(2)
    竹森元彦; 三宅岳史; 山下直子; 寺尾徹
    香川大学教育学部 研究報告 第I部 141 79-99  2014年03月
  • 韓国語・タイ語・中国語母語話者に対するカタカナ語の聞き取りテストと意識調査
    山下直子; 轟木靖子; 畑ゆかり; スニーラット・ニャンジャローンスック
    英語と英文学と 田村道美先生退職記念論文集 83-90  2014年03月
  • 終助詞「よ」「ね」の音調の聞き取りについてー中国語母語話者および韓国語母語話者の場合ー
    轟木靖子; 山下直子
    比較文化研究 109 27-39 - 39 日本比較文化学会 2013年11月 [査読有り]
  • 韓国語母語話者に対するカタカナ語の指導の試み-聞き取りテストと意識調査より-
    山下直子; 畑ゆかり; 轟木靖子
    言語文化と日本語教育 45 20-29 - 29 お茶の水女子大学日本言語文化学研究会 2013年06月 [査読有り]
  • 終助詞「よ」「ね」の音調について -日本語音声教育の視点から-
    轟木靖子; 山下直子
    香川大学教育学部研究報告第Ⅰ部 第139号,香川大学教育学部 139 103-112 - 112 香川大学教育学部 2013年03月
  • 中国語母語話者を対象としたカタカナ語の聞き取りテストとカタカナに対する意識
    山下直子; 畑ゆかり; 轟木靖子
    香川大学教育実践総合研究 26 41-48 - 48 香川大学教育学部 2013年03月
  • 語彙指導を目指したカタカナ語の指導の試み-韓国人学習者の場合-
    畑ゆかり; 山下直子
    日本文化学報 48 99 - 115 2011年02月 [査読有り]
  • 終助詞の音調と意味の対応について -中国語母語話者と韓国語母語話者を中心に-
    轟木靖子; 山下直子
    比較文化研究 94 261-276 - 276 日本比較文化学会 2010年11月 [査読有り]
  • 語彙指導を目指したカタカナ語の誤用に関する分析-留学生に対するディクテーション調査から-
    山下直子; 畑ゆかり
    香川大学教育実践総合研究 20 25 - 32 香川大学教育学部 2010年03月
  • 終助詞の音調と意味の対応について −アジア地域の留学生に対する聞き取り調査より−
    轟木靖子; 山下直子
    香川大学教育学部研究報告第1部 133 89 - 100 香川大学教育学部 2010年03月
  • Lu Sa; Wang Bin; Naoko Yamashita; Toshihiro Hayashi; Toshinori Yamasaki
    Proceedings - 2010 IEEE International Conference on Intelligent Computing and Intelligent Systems, ICIS 2010 2 215 - 219 2010年 [査読有り]
  • 講義理解のためのストラテジーに対する留学生の認識-学部留学生への縦断的調査から-
    山下直子; 品川直美
    言語文化と日本語教育 37 1 - 10 お茶の水女子大学日本言語文化学研究会 2009年07月 [査読有り]
  • 日本語学習者に対する音声教育についての考え方 ー教師への質問紙調査よりー
    轟木靖子; 山下直子
    香川大学教育実践総合研究 18 45-51  2009年03月 [査読有り]
  • Intelligent Japanese Learning System for Chinese Students-Development of Database for Katakana Word Listening
    Sa Lu; Bin Wang; Meiying Piao; Jie Ruan; Naoko Yamashita; Toshihiro Hayashi; Toshinori Yamasaki
    2009 IEEE INTERNATIONAL CONFERENCE ON MECHATRONICS AND AUTOMATION, VOLS 1-7, CONFERENCE PROCEEDINGS 2281 - + 2009年 [査読有り]
  • 聞き取り調査によるカタカナ語の誤用分析
    畑ゆかり; 山下直子
    比較文化研究 84 103-110  2008年11月 [査読有り]
  • 香川における日本語学習支援の現状とネットワークの可能性
    山下直子; 畑ゆかり
    比較文化研究 81 81 - 89 2008年03月 [査読有り]
  • 中国人留学生のためのカタカナ語聞き取りドリル型学習システムKataLisにおける誤り特徴分析
    盧颯; 山下直子; 富永浩之; 林敏浩; 山崎敏範
    教育システム情報学会誌 25 1 93 - 97 教育システム情報学会編集事務局 2008年01月 [査読有り]
  • 終助詞の音調における地域差と共通点 -東京・大阪・岡山・香川を例として-
    轟木靖子; 山下直子
    日本語教育 136 68 - 77 日本語教育学会 2008年01月 [査読有り]
  • KataLis:中国人留学生のカタカナ語聞き取りの弱点に着目したドリル型学習システム
    蘆颯; 山下直子; 富永浩之; 林敏浩; 山崎敏範
    教育システム情報学会 和文誌 Vol.24 No.4 323 - 332 2007年10月 [査読有り]
  • KaLeSy-CJ: Kanji learning system focusing on differences between Chinese and Japanese
    Sa Lu; Naoko Yamashita; Hiroyuki Tominaga; Toshihiro Hayashi; Toshinori Yamasaki
    HUMAN-COMPUTER INTERACTION, PT 4, PROCEEDINGS 4553 302 - + 2007年 [査読有り]
  • 終助詞の音調と意味の対応について ー岡山・香川・徳島における聞き取り調査よりー
    轟木 靖子; 山下 直子; TODOROKI; Yasuko; YAMASHITA, Naoko
    香川大学研究報告第1部 125 125 43-61 - 61 香川大学 2006年03月
  • DrilLs-M: Multimedia Testing System with Operation-Style Answering - Application to Kanji Letter Shape Learning
    Hiroyuki Tominaga; Yu Kinugasa; Naoko Yamashita; Toshihiro Hayashi; Toshinori Yamasaki
    TOWARDS SUSTAINABLE AND SCALABLE EDUCATIONAL INNOVATIONS INFORMED BY LEARNING SCIENCES 133 476 - 483 2005年 [査読有り]
  • Operation-style answering in multimedia testing system DrilLs-M for Kanji letter shape learning
    Y Kinugasa; N Yamashita; T Hayashi; H Tominaga; T Yamasaki
    5th IEEE International Conference on Advanced Learning Technologies, Proceedings 647 - 649 2005年 [査読有り]
  • Sa Lu; Naoko Yamashita; Hiroyuki Tominaga; Toshihiro Hayashi; Toshinori Yamasaki
    Proceedings - 5th IEEE International Conference on Advanced Learning Technologies, ICALT 2005 536 - 537 2005年 [査読有り]
  • 終助詞の音調と意味の対応について―日本語母語話者及び留学生への聴き取り調査より―
    轟木靖子; 山下直子; TODOROKI; Yasuko; YAMASHITA, Naoko
    香川大学教育学部研究報告第Ⅰ部 122 122 29-45 - 45 香川大学 2004年09月
  • A support system for Japanese language teaching materials based on a multimedia Kanji database
    N Yamashita; M Shimada; H Tominaga; T Yamasaki
    ED-MEDIA 2004: World Conference on Educational Multimedia, Hypermedia & Telecommunications, Vols. 1-7 5503 - 5511 2004年 [査読有り]
  • K. Ando; T. Yamasaki; N. Yamashita
    Proceedings - International Conference on Computers in Education, ICCE 2002 867 - 871 2002年 [査読有り]
  • 講義の理解に影響を与える要因と理解のためのストラテジー
    山下 直子; YAMASHITA, Naoko
    香川大学教育学部研究報告第1部 113 67-76  2001年07月
  • 外国人留学生の講義理解-理解に影響を与える要因とストラテジーに関する意識調査から-
    山下 直子
    日本語教育 107 95 - 104 日本語教育学会 2000年10月 [査読有り]
  • 講義でのノート・テーキングの問題点-外国人留学生と日本人学生の比較-
    山下 直子
    専門日本語教育研究 1 24 - 31 1999年11月 [査読有り]
  • 連体修飾の使用状況に関する一考察
    小熊 利江; 品川 直美; 山下 直子; 米沢 久美子; GUMA, Rie; SHINAGAWA, Naomi; YAMASHITA, Naoko; YONEZAWA, Kumiko
    言語文化と日本語教育 16 16 70-79 - 79 お茶の水女子大学日本言語文化学研究会 1998年12月 [査読有り]

書籍

  • 社会を築くことばの教育 : 日本語教員養成のこれまでの30年、これからの30年
    大学日本語教員養成課程研究協議会 (担当:分担執筆範囲:第11章 日本語教員養成における子どもの教育・支援)ココ出版 2022年12月 ISBN: 9784866760605 iv, 297p
  • 香川県における外国人住民に対する日本語学習支援活動に関する研究-多文化が共生する街づくりに向けて- 研究成果報告書
    山下直子 2016年12月

講演・口頭発表等

  • 地域の広報誌にみるカタカナ語-香川県広報誌「THEかがわ」を中心に-  [通常講演]
    藤原史織; 山下直子
    第36回日本語教育連絡会議 2023年08月 口頭発表(一般) ヴィータウタス・マグヌス大学 日本語教育連絡会議
  • 伝統的なアクセントと共通語のアクセント:香川方言話者の例
    轟木靖子; 山下直子
    第43回日本語日本文化教育研究発表会 2023年03月 口頭発表(一般)
  • 大学の化学の教科書にみるカタカナ語の使用の分析  [通常講演]
    山下直子; スミス朋子
    第1回タイ国日本語教育国際シンポジウム 2024年03月 口頭発表(一般) カセサート大学 タイ国日本語日本文化教師協会,国際交流基金バンコク日本文化センター
  • カタカナ語の対応がある医療専門語彙の発音の学習  [通常講演]
    スミス朋子; 天ヶ瀬葉子; 山下直子; 野口ジュディー
    2022年度大学英語教育学会(JACET)関西支部大会 2023年03月 口頭発表(一般) オンライン 大学英語教育学会関西支部
  • 「やさしい日本語」を使った読み物作成の試み
    山下直子; 藤原史織
    第35回日本語教育連絡会議 2022年08月 口頭発表(一般)
  • 四国の地域日本語教育各県の取り組み: 香川県の日本語支援の現状と香川にほんごネットの活動について
    山下直子; 畑ゆかり
    日本語教育学会支部活動四国支部 2021年12月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 日本語学習者のカタカナ語サ変動詞の使用の分析
    藤原史織; 山下直子
    第34回日本語教育連絡会議 2021年08月 口頭発表(一般)
  • カタカナ語とその類義語の文脈による使い分け-質問紙調査の結果から-
    山下直子; 畑ゆかり; 轟木靖子
    2021年度日本語教育学会春季大会 2021年05月 口頭発表(一般)
  • 外国人住民支援を考慮した四国における地域防災についての研究
    轟木靖子; 髙橋志野; 山下直子
    ダイバーシティ推進研究交流発表会 2021年02月 口頭発表(一般)
  • 日本語母語話者のカタカナ語とその類義語の使用の分析
    山下直子; 平田史織
    第33回日本語教育連絡会議 2020年08月 口頭発表(一般)
  • 多文化共生社会の防災について
    轟木靖子; 山下直子
    日本語教育学会 2019年度第2回支部集会 2019年10月 口頭発表(一般)
  • 日本語学習者のカタカナ語と類義語の使い分け-質問紙調査の結果から-  [通常講演]
    山下直子; 畑ゆかり
    第32回日本語教育連絡会議 2019年09月 口頭発表(一般)
  • 総合的学習の時間における地域防災教育の試み-多文化共生の視点から-  [通常講演]
    轟木靖子; 山下直子
    日本比較文化学会関西・中国四国・九州三支部合同研究集会 2019年03月 口頭発表(一般)
  • 日本語母語話者にとっての「やさしい日本語」-ストーリーテリングによる調査の分析-  [通常講演]
    轟木靖子; 山下直子
    第34回日本語日本文化教育研究会 2019年03月 口頭発表(一般)
  • モデルプログラムを活用した地域の日本語学習支援団体での研修-香川にほんごネット研修会「子どもの日本語学習支援入門」から-  [通常講演]
    山下直子
    外国人児童生徒等の教育を担う教員の養成・研修モデルプログラム開発事業2018シンポジウム 2019年02月 ポスター発表
  • カタカナ語とその類義語の使い分けー日本語学習者と母語話者に対する調査の比較からー  [通常講演]
    山下直子; 畑ゆかり
    CAJLE 2018カナダ日本語教育振興会 2018年08月 口頭発表(一般)
  • 現場から発信!四国の日本語教育研究事情 外国人住民の防災について考える-地域・学校との連携を中心に-  [通常講演]
    轟木靖子; 山下直子
    日本語教育学会支部集会四国支部 2017年12月 ポスター発表
  • 地域の日本語教室における支援者の意識-香川県での日本語学習者と支援者への調査から-  [通常講演]
    山下直子; 畑ゆかり
    2017年度日本語教育学会秋季大会 2017年11月 ポスター発表
  • 25年の変遷から考える香川県の日本語学習支援-充実した活動をめざして  [通常講演]
    山下直子; 畑ゆかり
    2016年度日本語教育学会秋季大会 2016年10月 ポスター発表
  • カタカナ語とその類義の和語・漢語の使い分け-日本語母語話者に対する14ペアの分析結果から-  [通常講演]
    山下直子; 畑ゆかり; 轟木靖子
    ICJLE2016 日本語教育国際研究大会 2016年09月 ポスター発表
  • カタカナ語とその類義語の使い分けに関する調査  [通常講演]
    第7回日本語教育学会研究集会四国地区 2015年10月
  • 日本語指導が必要な児童・生徒に対する支援について-学生ボランティアの活動をとおして-
    轟木靖子; 山下直子
    日本語日本文化教育研究会第23回研究発表会 2015年07月 口頭発表(一般)
  • 視聴覚効果を生かした教材の試案-終助詞の音調を中心に-  [通常講演]
    轟木靖子; 山下直子
    日本語日本文化教育研究会第22回研究発表会 2015年03月 口頭発表(一般)
  • プレゼンテーションソフトを利用した終助詞の音調の指導法について  [通常講演]
    轟木靖子; 山下直子
    第7回日本語教育学会研究集会四国地区 2014年11月
  • カタカナ語の聞き取りテストと意識調査-韓国語・タイ語・中国語母語話者の場合-  [通常講演]
    ICJLE2014 日本語教育国際研究大会 2014年07月 口頭発表(一般)
  • カタカナ語の聞き取りテストにおける表記と意味理解-タイ語母語話者の場合-
    山下直子; 畑ゆかり; 轟木靖子
    日本語教育学会2013年度第9回研究集会 2013年11月 口頭発表(一般)
  • 日本語教育における終助詞の音調の指導について-教師用テキストの作成を目指して-  [通常講演]
    轟木靖子; 山下直子
    2013度日本語教育学会秋季大会 2013年10月 口頭発表(一般)
  • 韓国語・タイ語・中国語母語話者に対するカタカナ語の聞き取りと意識調査  [通常講演]
    2013年度日本語教育学会秋季大会 2013年10月 口頭発表(一般)
  • 中国語母語話者に対するカタカナ語の聞き取りと意識調査-語彙指導をめざして-  [通常講演]
    ICJLE2012 日本語教育国際研究大会 2012年08月 ポスター発表
  • 語彙指導を目指したカタカナ語の指導と意識調査  [通常講演]
    ICJLE2011 日本語教育国際研究大会 2011年08月 口頭発表(一般)
  • 語彙指導を目指したカタカナ語指導の試み-韓国人日本語学習者の場合-
    畑ゆかり; 山下直子
    韓国日本文化学会 第38回国際学術大会 2010年10月 口頭発表(一般)
  • 講義理解のためのストラテジーに対する留学生の意識の変化-学部留学生のケーススタディから-
    山下直子; 品川直美
    日本語教育国際シンポジウム 2008年10月 口頭発表(一般)
  • 中国語母語話者のための日本語学習システム‐熟語データベース構築とその利用‐
    蘆颯; 山下直子; 富永浩之; 山崎敏範
    教育システム情報学会2004年度全国大会 2004年08月 口頭発表(一般)
  • 漢字データベースを利用した日本語学習支援システム
    山下直子
    日本語教育学会 2003年度第6回研究集会 2003年07月 口頭発表(一般)
  • 日本語教育から見た漢字学習に関するコンピュータ支援教育システム
    山下直子; 松原行宏; 山崎敏範
    教育システム情報学会2002年度全国大会 2002年08月 口頭発表(一般)
  • 日本人の一生すごろく‐コンピュータソフトを利用して学ぶ日本事情
    山下直子; 品川直美; 中道陽子
    2000年度日本語教育学会春季大会 2000年05月 ポスター発表
  • 意識調査からみた留学生の講義理解
    山下直子
    日本語教育学会平成10年度第12回研究集会 1999年03月 口頭発表(一般)
  • 日本人小学生・中学生・高校生・大学生 と日本語学習者の作文における連体修飾節の発達過程に関する一考察
    小熊利江; 品川直美; 山下直子; 米沢久美子
    お茶の水語彙研究会 1998年03月 口頭発表(一般)

MISC

  • 学校防災論での「やさしい日本語」を使った防災クイズの作成
    山下直子 防災と「やさしい日本語」2, 科学研究費による研究基盤研究(C)地域防災・減災のための「やさしい日本語」の教育と普及に関する研究 27 -32 2022年03月
  • 「やさしい日本語」を使った地震クイズの作成
    山下直子; 平田史織 科学研究費助成事業基盤研究 (C)地域防災・減災のための「やさしい日本語」の教育と普及に関する研究 研究成果中間報告書 1 -3 2019年03月
  • 日本語を母語としない児童・生徒に対する日本語支援について
    轟木靖子; 山下直子 「日本語を母語としない児童・生徒に対する日本語支援のあり方に関する研究」成果報告書 2-3 2015年03月
  • 統合型漢字学習環境の開発 : 漢字学習ポータルにおける学習支援機能
    林 敏浩; 垂水 浩幸; 盧 颯; 富永 浩之; 山下 直子; 山崎 敏範 電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 110 (453) 103 -106 2011年02月
  • 統合型漢字学習環境におけるロールに基づく支援機能
    林 敏浩; 垂水 浩幸; 盧 颯; 富永 浩之; 山下 直子; 山崎 敏範 研究報告コンピュータと教育(CE) 2010 (10) 1 -7 2010年09月
  • 日本語と母語の差異に着目した漢字学習環境
    林 敏浩; 垂水 浩幸; 盧 颯; 富永 浩之; 山下 直子; 山崎 敏範 電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 109 (453) 131 -136 2010年02月
  • KaTaCom:コンピュータ用語を対象とした中国人留学生のためのカタカナ語学習システム (新しいメディア/デバイスを活用した学習支援環境)
    盧 颯; 山下 直子; 富永 浩之 教育システム情報学会研究報告 21 42 -49 2006年12月
  • 操作式解答によるマルチメディア試験システム DrilLs-M : 領域解答と軌跡解答の採点方法の実装と評価
    衣笠 裕; 山下 直子; 林 敏浩; 富永 浩之; 山崎 敏範 電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 105 (632) 1 -6 2006年03月
  • 日本語音声教育についての考え方 -教師へのアンケート調査より-
    轟木 靖子; 山下 直子 終助詞の音調の分析と日本語教育への応用 75-84 2006年03月
  • 操作式解答によるマルチメディア試験システム DrilLs-M : 領域解答と軌跡解答に対応する行為支援の実装と評価
    衣笠 裕; 山下 直子; 林 敏浩; 富永 浩之; 山崎 敏範 電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 105 (488) 7 -12 2005年12月
  • 中国語母語話者のための漢字学習ポイントチェッカーの設計と開発
    盧 颯; 山下 直子; 富永 浩之; 林 敏浩; 山崎 敏範 電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 105 (336) 35 -40 2005年10月
  • 中国語母語話者のための日本語学習システム : 日本語学習教材の分析と整理
    盧 颯; 山下 直子; 富永 浩之; 林 敏浩; 山崎 敏範 電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 104 (703) 79 -84 2005年02月
  • 操作式解答によるマルチメディア試験システム DrilLs-M : 漢字の字形学習に適した領域と軌跡による解答方式の実現
    衣笠 裕; 山下 直子; 林 敏浩; 富永 浩之; 山崎 敏範 電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 104 (703) 43 -48 2005年02月
  • 操作式解答によるマルチメディア試験システム DrilLs-M : 漢字学習に適した解答方式の実装とその応用
    衣笠 裕; 山下 直子; 林 敏浩; 富永 浩之; 山崎 敏範 電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 104 (534) 13 -18 2004年12月
  • 中国語母語話者のための日本語学習システム : 日中同漢字異義語データベース構築
    盧 颯; 山下 直子; 林 敏浩; 山崎 敏範 電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 104 (342) 51 -56 2004年10月
  • 漢字データベースの構築と利用 : SVGを用いるマルチメディア型検索表示システム
    島田 雅史; 稲見 望; 山下 直子; 富永 浩之; 松原 行宏; 山崎 敏範 電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 103 (697) 119 -124 2004年02月
  • 漢字データベースの構築とその利用 : SVGを用いる教材作成例
    島田 雅史; 稲見 望; 山下 直子; 富永 浩之; 松原 行宏; 山崎 敏範 電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 103 (368) 53 -58 2003年10月
  • XML上のマルチメディア漢字データベースと日本語学習のための教材作成支援システム (第二言語の学習支援--母国語以外の文字・音声言語の習得を支援する方法とシステム)
    富永 浩之; 島田 雅史; 山下 直子 教育システム情報学会研究報告 18 (3) 17 -22 2003年09月
  • マルチメディア対応日本語教育システム : 日本語能力試験への応用
    島田 雅史; 山下 直子; 富永 浩之; 松原 行宏; 山崎 敏範 電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 102 (697) 85 -90 2003年02月
  • 書き方を練習する日本語CAIシステム
    安藤 一秋; 山下 直子; 山崎 敏範 電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 101 (706) 115 -120 2002年03月
  • 疑似体験を通じて学ぶ日本事情の試み-日本人の一生すごろく-
    品川 直美; 山下 直子; SHINAGAWA, Naomi; YAMASHITA, Naoko 21世紀の「日本事情」 くろしお出版 (2) 2000年10月 [査読有り]

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 専門の学修につながる英語専門語彙指導モデルの構築と検証
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2022年04月 -2026年03月 
    代表者 : スミス 朋子; 山下 直子; 野口 ジュディー津多江; 天ヶ瀬 葉子
  • 方言調査における調査協力者選定のための新しい手法に関する研究
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2021年04月 -2025年03月 
    代表者 : 轟木 靖子; 山下 直子
  • 語彙知識に着目したカタカナ語学習教材の開発およびその効果の検証
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2020年04月 -2024年03月 
    代表者 : 山下 直子; 轟木靖子
  • 地域防災・減災のための「やさしい日本語」の教育と普及に関する研究
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2017年04月 -2021年03月 
    代表者 : 轟木 靖子; 山下 直子
     
    本年度は,前年度におこなった地震および防災に関するアンケートの結果の分析をもとに、(1)外国人住民にあまり知られていない防災対策について考えるとともに、(2)「やさしい日本語」の知識のない日本語母語話者が「やさしい日本語」を使って文章を書く場合の注意点についての調査分析、および(3)地域の防災において外国人住民を視野に入れることについての重要性を知ってもらう取り組みについての提案をおこなった。 (1)のアンケートでは、地震に関する用語の理解について(地震、津波、避難、危険)、自宅近くの避難所について、普段からの備えについて等の質問の回答を留学生と日本人大学生で比較したところ、「普段からの備え」について大きく差が見られ、そもそも「普段からしておくこと」自体の理解が難しいことがわかった。(2)では漢字のルビや分かち書き等、ある程度テクニカルな面で対応できる部分はあっても、「重要な部分」を見極める力によって回答者間で差が見られることが伺えた(日本語日本文化教育研究会にて発表)。(3)では、小学校の総合的な学習の時間で地域の防災をテーマに学習活動をおこなう場合を想定し、自力で避難が困難な人・避難に補助が必要な人(お年寄り、子ども、傷病者、障がいのある人等)に日本語が十分に理解できない外国人住民を含めて考えることを盛り込んで防災対策について考える活動をおこなう提案をおこなった(比較文化学会にて発表)。以上については研究成果中間報告書に記載した。
  • カタカナ語の語彙知識に関する研究‐意図的学習のための教材開発をめざして‐
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2017年04月 -2020年03月 
    代表者 : 山下 直子; 轟木 靖子
     
    本研究では,語彙知識の「使用」に焦点をあて,外来語などのカタカナで表記されるカタカナ語とその類義語との使い分けに関する調査を行う。従来,カタカナ語は周辺的な存在とされてきたが,一部は基本語彙として定着し,これまで使われていた類義語と共存するようになったことが先行研究で指摘されている。カタカナ語がどのような文脈で使われるのか,また,どのような語と共起するのかを明らかにし,それらの結果をカタカナ語学習のための教材開発にいかすことをめざす。 2018年度は,前年度に引き続きカタカナ語とその類義の和語および漢語との使い分けに関する質問紙調査を実施し,調査結果の分析を行った。調査語彙は,日本語母語話者を対象として行ったカタカナ語と類義語との使い分けの調査で,日本語母語話者に一定の使用基準がみられることが明らかになった12ペア(24語)である。これらのカタカナ語は,類義語と使い分けられている基本外来語のサ変動詞で,使用頻度が高い語である。カタカナ語と類義語を提示して得られた産出文から共起する語をそれぞれ抽出して比較し,また,辞書で記述された語義を用いて意味的に分類した。さらに,カタカナ語と類義語の違いに関する自由記述も分析して,日本語学習者と日本語母語話者の使い分けの違いを探った。その結果,日本語学習者は産出文でカタカナ語も類義語も共起する語が同じ,あるいはカタカナ語と類義語に違いがないなどの自由記述も多く,使い分けに困難をともなうことが明らかになった。
  • 香川県における外国人住民に対する日本語学習支援活動に関する研究-多文化が共生する街づくりに向けて-
    一般財団法人百十四銀行学術文化振興財団:産業・学術部門助成
    研究期間 : 2015年12月 -2016年11月 
    代表者 : 山下直子; 轟木靖子; 畑ゆかり
  • 日本語音声教育における文末イントネーションの指導に関する研究
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2011年04月 -2015年03月 
    代表者 : 轟木 靖子; 山下 直子
     
    本研究は,日本語音声教育の観点から文末音調に焦点をあて,教師が話し言葉の文末イントネーションを指導する際の指針を示すことを目的としている。話し言葉の教育をおこなううえで,文脈に合った適切な文末表現を用いるよう指導することは重要であるが,さらにその文末表現形式がどのような音調に対応し,どのような意味・機能を担うかという点を少なくとも教師の側が知っておくことで,より効果的な指導ができるようになると思われる。本研究では、終助詞「よ」「ね」を中心に、日本語教育で指導すべき音調と意味の・機能の対応を整理し、iPadを利用した教材の試作版を作成した。
  • 韓国語および中国語を母語とする日本語学習者のカタカナ語の習得と意識に関する研究
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2011年 -2013年 
    代表者 : 山下 直子; 轟木 靖子; 畑 ゆかり
     
    日本語学習者にとってカタカナ語(カタカナで表記される語)は学習が難しいものの一つであり、先行研究において教育の必要性が指摘されているが、実際には日本語教育の現場で十分な指導がされているとはいえない。そこで、本研究では効果的なカタカナ語学習をめざし、日本語学習者に表記と意味理解に焦点をあてた聞き取りテストと意識調査を行い、習得の困難点とカタカナ語に関する学習者の意識を探った。さらに、カタカナ語指導の試みも行い、指導に一定の効果があり意識づけが可能であることも示唆された。
  • 視線と手動作を併用するヒューマンフレンドリーな教育用入力新方式の開発
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    研究期間 : 2003年 -2005年 
    代表者 : 山崎 敏範; 服部 哲郎; 富永 浩之; 山下 直子; 林 敏浩; 松原 行宏
     
    視線を利用するポインティングデバイスの可能性-文書閲覧・絵画鑑賞における視線情報- 従来のアイカメラは,被験者の頭部を固定するので使いにくかった。本研究では,頭部を動かせる改良型のアイカメラを導入し,より自由度の高い使用形態を実現した。文書閲覧と絵画鑑賞場面を設定する視線の動きを計測した。文書閲覧では,視線の動きは文章順序に追従していた。絵画鑑賞では,特定部位への視線集中が認められ,被験者の興味対象部分を推定できる。これらの実験結果から,大まかな部分指定をするポインティングデバイスへも利用できることを明らかにした。視線計測情報を利用するe-Learningコンテンツの妥当性を検証する実験も試みた。 ステレオカメラを利用する書字動作計測-ビデオタブレット- コンピュータを利用する書き方練習システムでは,ペンタブレットを使用する。ところが,特別なペンと筆記面を備える普及型ペンタブレットは,日常的に使う筆記具や普通の紙を使えない。本研究では,CCDカメラにより筆記過程をリアルタイムで観測しながら,筆跡情報と筆記過程を取得するビデオタブレットを提案し実験を試みた。ここでは,二台のカメラ(ステレオカメラ)を用いる筆記過程計測から,筆記盤面の二次元位置情報に加えて,高さ情報取得も試みた。本方式では,高さ情報を利用するストローク抽出や,毛筆のような筆跡幅の変化する筆記具でも使えることを確かめた。 中国人留学生を対象とするマルチメディア型漢字学習支援システムへの適用 日本語を学ぶ中国人留学生は,他国からの留学生と異なり,漢字を使える。ところが,日中両国で使われる漢字は,発音はもとより字形にも微妙な差異があり,日本語学習ではかえって戸惑う場合が多い。ここでは,日中間の漢字の差異に着目したマルチメディア型教育支援システムを開発し,本研究で提案する新入力方式の導入を検討,有効性を確かめた。
  • 終助詞の音調の分析と日本語教育への応用
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2003年 -2005年 
    代表者 : 轟木 靖子; 山下 直子
     
    1.共通語としての終助詞の音調を明らかにするため,新潟,東京,大阪,広島,岡山,香川,徳島等において,終助詞の音調の聴き取り調査をおこなった。「桃だよ」「やるね」のように,一語句の文に終助詞をつけ,終助詞の部分を,順接あるいは低接の平坦,疑問上昇,アクセント上昇,下降,上昇下降などの音調で発話したものを聞いてもらい,各音声について,「「あれ,何?」と尋ねた相手に教えるとき」「「これは梅ではなくて桃だ」というつもりで言うとき」のように,設定された場面での発話としてふさわしいと思ったら○をつけてもらった。 過去に東京でおこなった調査結果と比較したところ,ほとんどの設定において,東京,広島,岡山,香川で共通にほぼ全員が選んでいる音調が認められた。これは,自分が使うかどうかは別にして,少なくとも聞いて理解できるという意味で,終助詞と音調と意味・機能の対応関係が共通語的なものとして存在することを示唆している。そのいっぽうで,低接疑問上昇の音調が,岡山,香川において多く選ばれる傾向があった。これは,岡山や香川では「よ」「ね」が低接であることが深く関係していると予測される。 2.日本語教育の現場で,終助詞の音調の教育をどう取り扱うべきかを探るため,日本語教師を対象にしたアンケートをおこなった。これは,日本語音声教育における終助詞の音調の指導の位置付けを明らかにすることを目的とするものである。音声項目の教育の重要度の認識は,1.単音の発音,2.文末・句末の音調の二つが高く,3.文全体のイントネーション,4.単語アクセント,5.終助詞の音調の順となるが,普段の指導・指摘や過去の指導経験については,単音の発音と文末・句末音調の次に終助詞の音調についての指導が多かった。また音声項目の指導は普段の継続的な授業ではなく単発的な指導が多いことがわかった。
  • 漢字工房―書字動作計測に基づく日本語学習用CAIシステムの実用化試験―
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    研究期間 : 2001年 -2002年 
    代表者 : 山崎 敏範; 大和田 昭邦; 松原 行宏; 服部 哲郎; 山下 直子; 富永 浩之
     
    研究の概要(文字の書き方を練習する日本語学習システムの構築) 本研究は,外国人を対象にする実用性の高い日本語学習システムの開発を目的にする。アルファベットを使う欧米系言語に比べて,漢字やひらかな,カタカナなどの複雑な構造をもつ日本語を習得するためには,実際に書く動作を通した練習が効果的である。 本研究では,オンライン文字認識手法を利用して日本語書き方学習システムを構築する。常用漢字,ひらかな,カタカナの書き順情報を含む約2,000文字の手書き文字データベースを作成する。本データベースには,編や旁などの文字を構成する部首情報や書き方規則も含む。タブレットを使って,学習者は練習文字を手書きで入力する。システムは,入力文字から文字形状,各点画の形から筆順や筆記速度などの動的特徴までも検出,評価したのちに,文字の正しい書き方についてのヒントを学習者に返す。本システムによる日本語学習では,繰り返し文字を書きながら,正しい筆順で整った文字を書く練習ができる。 Web上に展開する日本語学習システムの構築 手書き文字を入力するタブレット部と,入力文字の評価とガイダンス情報を出力する評価部で構成するスタンドアロン形式のシステムから,インターネット上への展開を図った。練習入力文字の評価と手本文字データベースを備えるWWWサーバーを用意する。利用者は,手書き文字入力部を備えるWWWクライアントから練習文字を入力しながら,書き方を学習できる。試作システムでは,WWWサーバーでのJava appletの処理時間から,レスポンスが遅くなった。これらは,今後に残された課題である。

委員歴

  • 2021年07月 - 現在   日本語教育学会   審査・運営協力員
  • 2021年01月 - 現在   第二言語習得研究会   査読委員
  • 2019年06月 - 2023年06月   大学日本語教員養成課程研究協議会   理事
  • 2017年07月 - 2021年05月   日本語教育学会   支部活動委員
  • 2006年10月 - 2011年06月   日本語教育学会   研究集会委員

その他のリンク

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