コムギ群落内の光質と形態形成および乾物生産特性との関係解明
日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
研究期間 : 2010年 -2012年
代表者 : 豊田 正範
作物は周囲の光の質を感知し,避陰反応を介して発育や形態を制御している.本研究は,圃場で生育するコムギの光環境と形態形成および収量との関係を明らかにすることを目的とした.特に,光質と茎数との関係をより定量的に解析するため,主茎の出葉速度と相対分げつ増加率およびこれらのパラメータを非線形モデルで推定する一連の手法を用いて,異なる窒素施肥量や最初密度条件下における光質と形態形成の関係を明らかにした.