『多文化・他民族化社会における倫理観・法的課題解決力の育成に関するカリキュラム開発』令和3(2021)年度~令和7(2025)年度科学研究費助成事業基盤研究(C)研究成果報告書
鈴木正行 (担当:単著範囲:1-118)鈴木正行 香川大学教育学部社会科教育研究室 2026年03月 118 118
本研究は,授業や教材の開発を通して,国籍を問わず,人々が将来への「希望」をもてる社会の形成者を育成することを目的とした。本研究では,社会の分断・排除に対抗する市民的資質・能力を,生活・職業倫理,法規範意識,法的知識,法的課題解決能力を備えた,多様性の承認と生きる上での「希望」の再生可能性を前提とする社会的共生観・統合観と捉えた。そこで,以下のアプローチを行った。①倫理観,法規範意識,法的知識及び法的解決能力を育成するために,総合的カリキュラム開発に加え,授業実践によってその有効性と課題を検証する。②定時制課程の実態を調査し,「希望」の再生を保障するカリキュラムを開発する,③日本人の意識にある倫理観,共生観,社会進化論的思考の構築性を歴史的文脈から明らかにし,共生観と対立する優勝劣敗の観念を克服する。