教育困難高校における子どもの貧困対策の開発‐大阪・東京の高校プラットフォーム化‐
日本学術振興会:科学研究費助成事業
研究期間 : 2016年04月 -2018年03月
代表者 : 末冨 芳; 中村 強士; 藤原 武男; 横井 葉子; 柏木 智子; 佐久間 邦友; 酒井 朗; 白川 優治; 川口 正義; 田中 俊英; 柊澤 利也; 梶野 光信; 畠山 由美; 渡 剛; 久波 孝典; 佐藤 寛太
義務教育と比較して、学校をプラットフォームとした子どもの貧困対策が遅れた状況にある高等学校を研究対象とした。大阪府と東京都の教育困難高校を対象とし、高校での子どもの貧困対策への取組み(高校プラットフォーム化)の現状と課題を明らかにすることを目的を以下のように達成した。大阪府では、公立高校の高校内居場所カフェを拠点として、課題のある高校生を早期に発見し、中退予防の効果を上げていることをあきらかにした。東京都では公立高校に配置されたユースソーシャルワーカーを調査対象とした。ユースソーシャルワーカーが校内での生徒支援担当教員と連携し、中退予防や、就学継続に効果を発揮していることをあきらかにした。