研究者データベース

石原秀則 (イシハラ ヒデノリ)

        
    創造工学部 創造工学科 創発科学研究科 創発科学専攻 
  • 准教授
Last Updated :2025/04/24

研究者情報

学位

  • 博士(工学)(1995年03月 名古屋大学)

J-Global ID

プロフィール

  • 近年は、主に小学生へのものづくり教育を通じた科学教育について、模索を繰り返しています。

研究キーワード

  • 科学教育   ロボティクス   マイクロロボティクス   Science Education   Robotics   Micro Robotics   

研究分野

  • 人文・社会 / 科学教育

経歴

  • 2016年 - 2017年  香川大学, 地域連携戦略室 副室長
  • 2015年 - 2016年  - 香川大学, COC+推進コーディネーター
  • 2002年 - 2004年  ブリティッシュコロンビア大学(カナダ), 客員研究員
  • 1995年 - 1999年  名古屋大学大学院工学研究科マイクロシステム工学専攻, 助手Micro System Engineering, Graduate School of Engineering
  • 1999年  - 香川大学工学部知能機械システム工学科, 助教授

学歴

  • 1993年04月 - 1995年03月   名古屋大学   大学院工学研究科   電子機械工学専攻博士課程後期課程
  • 1991年04月 - 1993年03月   名古屋大学   大学院工学研究科   電子機械工学専攻博士課程前期課程
  • 1987年04月 - 1991年03月   名古屋大学   工学部   電子機械工学科
  • 1983年04月 - 1987年03月   名古屋市立向陽高等学校

所属学協会

  • 米国電気電子協会   日本ロボット学会   日本機械学会   Japan Society of Mechanical Engineers   

研究活動情報

論文

書籍

  • 米国発教育型ロボットコンテストBotBall(前半) ロボコンマガジン32号
    オーム社 2004年
  • 知の創成 ~身体性認知科学への招待~
    共立出版 2001年
  • インテリジェントシステム
    昭晃堂 2000年
  • Micro Mechanical Systems -Principles and technology-
    1998年

講演・口頭発表等

  • Blood Vessel Mechanical Properties Related Vascular Deformation Model for Virtual-reality Catheter Simulator  [通常講演]
    Proceedings of the 2015 ICME International Conference on Complex Medical Engineering 2015年
  • Blood Vessel Mechanical Properties Related Vascular Deformation Model for Virtual-reality Catheter Simulator  [通常講演]
    Proceedings of the 2015 ICME International Conference on Complex Medical Engineering 2015年
  • うどんロボットによる街おこし  [通常講演]
    石原秀則
    第5回横幹連合コンファレンス 2013年 口頭発表(一般)
  • Revitalization by Udon-Robot  [通常講演]
    第5回横幹連合コンファレンス 2013年
  • Proposal of anthropomorphic hand with passive warped fingertip  [通常講演]
    石原秀則; 船岡昌太; 広瀬直貴; 石原秀則; Shota Funaoka; Naoki Hirose
    Proceedings of 2012 IEEE International Conference on Mechatronics and Automation 2012年08月
  • Proposal of Anthropomorphic Hand with Passive Warped Fingertip  [通常講演]
    International Conference on Mechatronics and Automation (ICMA2011) 2011年
  • Maximization of Productivity by Distributed Robot System for Manufacturing Operation  [通常講演]
    ICMAM2011 2011年
  • 画像解析のための学習アルゴリズム  [通常講演]
    IEEE Int'l Conf. on Mechatronics and Automation (ICMA2008) 2008年
  • ダイナミック走行を実現する4脚移動メカニズムに関する研究(位相による歩容生成に関する基礎研究)  [通常講演]
    石原 秀則
    第10回ロボティクスシンポジア 2005年03月 口頭発表(一般)
  • 自走式窓清掃小型ロボットの開発(方形領域の隅々まで掃引可能な壁面吸着移動機構の開発)  [通常講演]
    石原 秀則
    第10回ロボティクスシンポジア 口頭発表(一般)

作品等

  • タイル剥離診断のための壁面移動ロボットに関する研究
    2016年 -2018年
  • 壁面走行ロボットに関する研究
    2016年
  • 船舶産業の高度化に資する生産性向上のための調査研究
    2016年
  • 科学体験支援事業
    2013年
  • 高張力鋼板の高精度ラウンド曲げ評価と金属プレス加工
    2011年
  • 壁面吸着走行ロボット二適用する低摩擦吸盤の開発
    2011年
  • ロボット教材を用いた理解増進活動
    2007年
  • 構造物における老劣化診断技術に関する研究
    2006年
  • 構造物の老劣化の診断技術に関する研究
    2006年

MISC

  • 2A2-K05 携帯プロジェクターによる掌上でのインタラクションに向けた動的な情報提示手法の検討(VR・ARとインタフェース)
    石原 秀則; 鎌田 浩希 ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2014 "2A2 -K05(1)"-"2A2-K05(2)" 2014年05月
  • ロボティクス(石原)研究室
    石原 秀則 設計工学 43 (8) 439 -439 2008年08月
  • 窓清掃ロボット WallWalker
    三宅 徹; 石原 秀則 日本機械学會誌 = Journal of the Japan Society of Mechanical Engineers 109 (1051) 474 -475 2006年06月
  • 群知能エージェントシステムにおける知識の最適配置に関する研究(知識再配置の生産ライン自律的再構成への応用)
    松田圭司; 石原秀則 日本ロボット学会学術講演会予稿集(CD-ROM) 24th 2006年
  • 2A1-S-040 ダイナミック走行を実現する四脚移動メカニズムに関する研究 : 位相による歩容生成に関する基礎実験と解析(歩行ロボット1,生活を支援するロボメカ技術のメガインテグレーション)
    森田 和郎; 石原 秀則 ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2005 172 -172 2005年06月
  • 2P1-N-091 直径100μmの超極細同軸ケーブルに関する研究(MEMSとナノテクノロジー2,生活を支援するロボメカ技術のメガインテグレーション)
    石原 秀則; 湯川 公人; 須崎 嘉文; 小林 茂; 平加 津雄 ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2005 196 -196 2005年06月
  • 1A1-N-048 重量物搬送用脚式移動ロボットに関する研究(作業移動ロボット1,生活を支援するロボメカ技術のメガインテグレーション)
    黒井 聖史; 石原 秀則 ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2005 16 -16 2005年06月
  • 知識ベース拡張進化型群知能ロボットシステムの研究(知識の共有による組織的効率向上の研究)
    石原秀則; 松田圭司 日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス講演会講演論文集(CD-ROM) 2005 2005年
  • アメリカ発教育型ロボットコンテストBotball2005年の陣その2
    石原 秀則 ロボコンマガジン 2005年
  • アメリカ発教育型ロボットコンテストBotball2005年の陣その1
    石原 秀則 ロボコンマガジン 2005年
  • アメリカ発教育型ロボットコンテストBOTBALL(後編)
    石原 秀則 ロボコンマガジン 2004年11月
  • アメリカ発教育型ロボットコンテストBOTBALL(前編)
    石原 秀則 ロボコンマガジン 2004年09月
  • 100μm-Diametrical Thin Coaxial Cable for Elecctronics and Mechatronics in Upcoming Information Society
    Shigeru Kobayashi; Kazuo Hira; Kimihito Yukawa; Yoshifumi Suzaki; Hidenori Ishihara; Yutaka Mihara; Hayato Miyagawa; Takahito Morita; Yumi Horibe; Tomokazu Shikama Proceedings of the 2004 International Symposium on Micro-NanoMechatronics and Human Science, Japan 109 -114 2004年
  • Current and Future Arts of International Micro Robot Maze Contest
    石原 秀則 Journal of Robotics and Mechatronics 15 (6) 655 -657 2003年05月
  • (社)日本ロボット学会創立20周年記念特別事業:こども絵画コンクール
    石原 秀則 日本ロボット学会誌 21 (2) 147 -150 2003年03月 [招待有り]
  • マイクロ移動ロボットキットの開発
    石原秀則; 福田敏男 日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス講演会講演論文集(CD-ROM) 2003 2003年
  • 情動アルゴリズムによる信号機システム制御
    石原秀則; 福田敏男 日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス講演会講演論文集 2002 (Pt.2) 2002年
  • 編み込み型高分子マイクロアクチュエータの開発
    石原秀則; 川見和彦; 請川雅之; 福田敏男 日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス講演会講演論文集 2001 (Pt.4) 2001年
  • 機能性材料を用いた非接触エネルギー供給システムに関する研究(機能性材料によるマイクロアクチュエータの開発)
    石原 秀則 STEPねっとわーく 6 (4) 2 -3 2000年12月 [招待有り]
  • 高誘電体を用いた非接触エネルギー供給システムの理論的解析
    石原 秀則; 福田 敏男 シンポジウム電磁力関連のダイナミックス講演論文集 12 81 -84 2000年06月
  • 1A1-80-120 情動モデルを用いた交通網モデルの提案
    石原 秀則; 福田 敏男 ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2000 45 -45 2000年
  • 圧電性材料を用いたエネルギー供給システムの実験と理論的考察
    石原 秀則; 福田 敏男 シンポジウム電磁力関連のダイナミックス講演論文集 11 293 -296 1999年10月
  • 非接触エネルギー・情報伝達システムに関する研究
    石原秀則; 福田敏男 日本ロボット学会学術講演会予稿集 17th 1999年
  • 心を持つロボットシステムに関する研究 第3報 情動パラメータのロボットの行動への影響
    石原秀則; 福田敏男 日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス講演会講演論文集 1999 (Pt.3) 1999年
  • 心を持つロボットシステムに関する研究 第2報 情動空間の効果
    石原秀則; 福田敏男 日本ロボット学会学術講演会予稿集 16th 1998年
  • 心を持つロボットシステムに関する研究 第1報 情動空間を用いたロボットの意志決定法
    石原秀則; 福田敏男 日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス講演会講演論文集 1998 (Pt.1) 1998年
  • 猿型移動ロボットに関する研究 移動軌跡を用いた動作の獲得方法
    福田敏男; 伊藤芳邦; 石原秀則 日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス講演会講演論文集 1998 (Pt.1) 1998年
  • 平行平板構造を有するPZT薄膜マイクロアクチュエータの作製とその応用
    新井史人; 佐藤宏司; 石原秀則; 福田敏男; 岩田仁; 糸魚川貢一 計測自動制御学会学術講演会予稿集 36th (Domestic Session Vol.1) 1997年
  • 機能性材料によるエネルギー・情報多重伝送システムに関する研究
    石原秀則; 福田敏男 日本ロボット学会学術講演会予稿集 15th 1997年
  • 学習型心理モデルによるロボットの行動決定に関する研究
    石原秀則; 福田敏男 日本ロボット学会学術講演会予稿集 15th 1997年
  • 群衆心理学を用いた群ロボットにおける行動の発現
    石原秀則; 福田敏男 日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス講演会講演論文集 1997 (Vol.A) 1997年
  • ブラキエーション形移動ロボットに関する研究 ファジィコントローラを用いた階層型制御アーキテクチャーの学習手法 (文部省S)
    福田敏男; 石原秀則; 新井史人; 長谷川泰久; 斎藤史倫 感覚と行動の統合による機械知能の発現機構の研究 平成8年度 1997年
  • マイクロ振動子を用いた触覚提示
    福田敏男; 盛田英之; 新井史人; 石原秀則 日本バーチャルリアリティ学会大会論文集 2nd 1997年
  • ブラキエーション形移動ロボットに関する研究 第17報 階層型制御アーキテクチャーの学習手法
    福田敏男; 石原秀則; 長谷川泰久; 斎藤史倫 日本ロボット学会学術講演会予稿集 14th (3) 1996年
  • 生物型自律システムに関する研究 生物型移動ロボットの開発 テナガザルの移動機構の模倣 (文部省S)
    福田敏男; 石原秀則; 斎藤史倫; 古長谷徹; 下島康嗣 感覚と行動の統合による機械知能の発現機構の研究 平成7年度 1996年
  • ブラキエーション型移動ロボットに関する研究 枝渡り動作の獲得
    石原秀則; 斎藤史倫; 福田敏男; 古長谷徹; 下島康嗣 日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス講演会講演論文集 1996 (Vol A) 1996年
  • 吹出風量検査ロボットの開発
    阿部靖則; 福田敏男; 田中幸悦; 新井史人; 田中祥夫; 石原秀則 空気調和・衛生工学会学術講演会講演論文集 1996 (Pt 2) 1996年
  • 皮膚感覚提示用静電マイクロアクチュエータに関する研究
    石原秀則; 福田敏男; 森敬貴 電磁力関連のダイナミクスシンポジウム講演論文集 8th 1996年
  • ブラキエーション形移動ロボットの研究 第15報 テナガザル型ロボットBrachiator IIIの製作と基礎実験
    斎藤史倫; 福田敏男; 古長谷徹; 石原秀則; 松浦英雄 日本ロボット学会学術講演会予稿集 13th (3) 1995年
  • 水中マイクロ移動ロボットのステアリング機構と推進原理
    福田敏男; 川本敦史; 新井史人; 石原秀則; 松浦英雄 電磁力関連のダイナミクスシンポジウム講演論文集 7th 1995年
  • マイクロマシンの自律分散制御
    石原 秀則 日本ロボット学会誌 12 (4) 531 -536 1994年05月 [招待有り]
  • 自律型マイクロ移動ロボットの開発
    石原秀則; 福田敏男; 小菅一弘; 新井史人; 浜岸克巳 日本ロボット学会学術講演会予稿集 12th (3) 1994年
  • 多自由度静電マイクログリッパの開発
    石原秀則; 福田敏男 日本ロボット学会学術講演会予稿集 12th (2) 1994年
  • 焦電体を用いた非接触エネルギー供給による移動ロボットシステム
    石原秀則; 福田敏男 計測自動制御学会学術講演会予稿集 32nd (Domestic Session) 1993年
  • 分散型マイクロロボットシステムに関する研究 第4報 非接触エネルギー供給による浮遊ロボット駆動
    福田敏男; 石原秀則; 新井史人 日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス講演会講演論文集 1993 1993年
  • エア浮上型マイクロ光移動ロボットシステム 焦電体を用いた非接触エネルギー供給
    福田敏男; 石原秀則 電磁力関連のダイナミクスシンポジウム講演論文集 5th 1993年
  • 分散型マイクロロボットシステムに関する研究 第3報 分散的合体計画法
    福田敏男; 石原秀則; 新井史人 日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス講演会講演論文集 1992-B 1992年
  • 分散型マイクロロボットシステムに関する研究 第1報 移動機構用アクチュエータの開発と実験
    福田敏男; 石原秀則; 植山剛 日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス講演会講演論文集 1991-A 1991年
  • 分散型マイクロロボットシステムに関する研究 第2報 移動経路の評価による合体計画
    福田敏男; 石原秀則; 小菅一弘; 新井史人 日本ロボット学会学術講演会予稿集 9th (1) 1991年

産業財産権

  • 窓拭き清掃装置
  • 窓拭き清掃装置

受賞

  • 2015年11月 中四国工学教育協会 平成26年度中四国工学教育賞
     
    受賞者: 石原 秀則
  • 2014年 高松市文化奨励賞
     JPN
  • 2011年 ICMAM2011 Best Paper Award
     
    受賞者: 石原 秀則
  • 2009年 日本機械学会ロボティクスメカトロニクス部門部門貢献表彰受賞
     
    受賞者: 石原 秀則
  • 2007年 グッドデザイン賞
     JPN
  • 2005年 文部科学大臣表彰科学技術賞(理解増進部門)
     JPN
  • 2001年 日本機械学会ロボット創造教育賞
     JPN

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 科学コミュニケーションにおける継続的活動の効果について
    研究期間 : 2010年
  • Research on the effect of continuous education in science communication
    研究期間 : 2010年
  • 義手利用を目指したロボットハンドの研究開発
    研究期間 : 2009年
  • 画像情報に基づく自律ロボットの制御システムに関する研究
    日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2004年 -2005年 
    代表者 : 高橋 悟; 石原 秀則; 能見 公博; 日高 浩一
     
    研究成果について下記のように4項目に分け,まとめる. 1.透視的システム論に基づくパラメータ推定 システム制御論と透視的システム論を2次元空間情報である画像情報に適用し,CCDカメラ搭載型移動ロボットに対してビジュアルフィードバック制御を施すために必要であるフィードバック制御理論と透視的システム論を考察した. 2.ビジュアルフィードバック制御アルゴリズムの開発 ビジュアルフィードバック制御を行うための画像処理手法を考案し,最適なビジュアルフィードバック制御アルゴリズムの開発を行った.特に,単眼のCCDカメラを搭載する移動ロボットを念頭におき,画像処理アルゴリズムを考案した. 3.移動ロボットの軌道作成アルゴリズムの開発 最適システム制御論的アプローチに基づくスプライン関数生成アルゴリズムに対して,CCDカメラの画像を応用する手法について検討した.さらに,取得した画像情報と別途移動ロボットに搭載されたセンサーからの距離情報を組み合わせ,移動ロボット周りの環境をリアルタイムに認識するシステムの構築を行った. 4.移動ロボットに対する制御系構築 画像とセンサー情報は移動ロボット情報として,リアルタイムに更新する必要があり,かつそれらデータに基づき移動ロボットを駆動させることはビジュアルフィードバックアルゴリズム開発の一翼を担うものである.実際,移動ロボットは無線通信型であり,通信遅れが発生するため,拡張カルマンフィルタを通して,移動推定を伴う制御系を移動ロボットに導入することが重要となる.そのために,移動ロボットの代用として,視覚追従制御型装置の開発を行い,移動ロボットに適用する制御系構築を行った.
  • 重量物搬送用4脚移動ロボットに関する研究
    研究期間 : 2005年
  • 窓清掃ロボットの実用化研究
    共同研究
    研究期間 : 2003年
  • Wall Climbing Mechanism & Window Cleaning Robot
    Cooperative Research
    研究期間 : 2003年
  • 非接触エネルギー供給システムを用いたマイクロロボットに関する研究
    日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 1999年 -2000年 
    代表者 : 石原 秀則
     
    本研究では,PLZT素子(Pb-La-Zr-Ti)を用いて,光によるエネルギー並びに信号の伝達機構の開発に関して研究を行っているPLZT素子は,焦電効果と光圧電効果を持つ機能性材料である.焦電効果は,温度変化に依存して電荷を発生する現象で,光圧電効果は特定波長の光の照射に対して電荷を発生する現象である.PLZT素子の場合は,365nmの波長の紫外光に対して光圧電効果を示す. 本年度は,これまでの実験の結果を基に抽出したパラメータを基にしたエネルギー変換モデルの再構築およびシステムの構成の修正を行った.これまで提案していたシステムでは赤外線による焦電効果を用いてエネルギーを,紫外線による光圧電効果により信号を伝達するシステムの構築を行っていたが,信号の伝送レートなどを考え,エネルギーを光圧電効果により,信号を焦電効果により伝達するシステムへ変更した.伝達されるエネルギー量は減少したが,シミュレーションにおいて,信号の伝達レートが1kHz程度まであげることができると結果が出ている.本システムにおいて,実験により基本特性を確認し,素子のみを評価するシステムではなく,エネルギーのバッファをもつ電子回路としてのシステム化を行った.キャパシタンスによる電荷のチャージにより電圧の安定化が可能となったが,信号の分離において,平滑化が起こっているため,今後は,エネルギーと信号の明確な分離技術の開発が課題である.
  • 機能性材料を用いたマイクロマシンのための遠隔エネルギー供給システムの研究
    日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 1997年 -1998年 
    代表者 : 石原 秀則
     
    マイクロロボットシステムへのエネルギー供給システムに関する研究として,焦電効果及び光圧電効果を持ったPLZT素子を用いた非接触光エネルギー及び情報供給システムに関しての研究を行った.焦電効果は素子の温度変化に比例した電荷を発生する現象で,熱エネルギーに依存し,光圧電効果は紫外線の照射による電荷の発生で熱その他の影響を受けない.そのため,焦電効果と光圧電効果は独立した現象として存在し,供給する媒体を赤外線と紫外線を用いることによって独立した供給が可能である.本研究では,小型でバッテリーの搭載が困難なマイクロロボットシステムや他のエネルギー供給システムではエネルギーの受信ならびに変換のためのシステムを内蔵することが困難なシステムにおいて有利になると考えられる素子単体で受信及び信号の発生ができるPLZT素子を用いたことにその特徴がある. パルス上の熱エネルギーの商社による温度変化から発生する焦電効果によるエネルギー供給と,紫外線による光圧電効果による情報伝達により,本システムは構成され,実験による動作の確認を行った.現時点での実験結果ではおよそ10nA程度の電流の供給と2bps程度の情報伝送が確認でき,これはデバイスを駆動するには十分とはいえないが,これまで研究を行った静電アクチュエータなどのように高電圧でありながら電流を必要としないようなアクチュエータへの応用が可能であるとの結論に達している.また,これらの特性にはPLZT素子の組成やシステムの構成などに改良の余地があることから,材料からのアプローチなどによる特性の改善を行っていく予定である.
  • インテリジェント・マイクロカテーテルの力感覚フィードバック型遠隔操作システム
    日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 1996年 -1998年 
    代表者 : 福田 敏男; 郭 書祥; 根來 真; 石原 秀則; 新井 史人
     
    本研究では,カテーテルを用いた血管内治療を対象とする遠隔医療システムを実現することを目的とし,その最重要要素となる,カテーテル先端に装着可能な超小型力センサ(マイクロ力覚センサ),操作者を支援するための視覚支援手法,力感覚呈示手法について提案,試作,および評価を行った. 試作したマイクロ力覚センサの大きさは直径1.6mm長さ12mmで,優れた直線性と感度を持っている.このセンサの生体内での動作を確認するために犬を用いて動物実験を行い,生体内でも動作し,正確に血管との接触力を測定できることを確認した.また血管壁に接触していないときには血圧センサとして動作することも確認した. 視覚支援手法は,手術時に使用されるX線カメラの画像から血管とカテーテルの幾何学的関係が理解しにくいことに着目し,作業に最適な視点(カメラ)位置を自動的に計算し,その位置にカメラを移動させるアルゴリズムである.これにより,操作者は視点選択の煩わしさから解放され,カテーテルの操作に専念できると考えられる.またこの手法を,CGを用いたカテーテル操作シミュレータ上で実現し,これを用いて光ファイバーとATM交換技術を用いた高速・広帯域通信網上で遠隔操作実験を行い,有効性を確認した. 力感覚呈示手法は,複数のセンサ出力をオペレータに分かるように力覚呈示するとともに,マスタデバイスのインピーダンスをスレープ側の状況にあわせて変化させ(VIC),その時々の操作に最も適した抵抗力をオペレータに呈示するものである.これによりスレーブ側の力情報と環境情報の両方を力覚呈示できると考えられる.また提案した手法の有効性を示すためにいくつかの実験を行い,有効性を示した.
  • 機能性薄膜を用いた非接触エネルギー供給式マイクロロボットの研究
    日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 1996年 -1996年 
    代表者 : 石原 秀則
     
    光圧電効果と焦電効果を持つ光圧電素子(PLZT)を用いてエネルギーと情報の多重伝送に関して光圧電素子の電荷発生モデルを構築し,シミュレーションにより特性及び提案する手法の有効性を確認した.また,赤外線によるエネルギー供給と紫外線による情報伝達の実験システムを構築し,特性の評価を行っている.光圧電素子の示す焦電効果と圧電効果の時間計数の違いによってそれぞれの効果に起こる変動の分離が可能となるため,赤外線による焦電効果と紫外線による光起電効果を分離し,情報の多重伝送に応用した.現時点では実験による有効性の確認にまでは至っていないがシミュレーションにおいてはそれぞれの信号の分離に成功している.現在の課題としては実験による特性の確認及び時間応答及び情報量の増加などのかいぜん行っている.

委員歴

  • 2022年07月 - 現在   高松市創造都市センター審議会   委員長
  • 2013年07月 - 2022年06月   高松市創造都市センター審議会   審議委員
  • 2012年04月 - 2019年03月   香川県   香川県次世代ものづくり研究会ロボット分科会, 会長
  • 2006年09月 - 2008年11月   IEEE International Confewrence, 2008 International Conference on Mechatronics and Automation General Chair, 実行委員長
  • 2006年03月 - 2007年02月   日本機械学会   ロボティクスメカトロニクス部門84期運営委員   日本機械学会
  • 2005年03月 - 2006年02月   日本機械学会   ロボティクスメカトロニクス部門部門幹事

担当経験のある科目

  • 現代制御香川大学工学部
  • メカニズム香川大学工学部
  • 機械設計香川大学工学部

社会貢献活動

  • 三木町少年少女発明クラブ副会長、指導員
    期間 : 2016年04月 - 現在
    役割 : その他
    種別 : その他
    主催者・発行元 : 三木町
     三木町少年少女発明クラブにおいて、指導員を務めています。発明工夫展への出展、チャレンジ創造コンテスト全国大会出場など、幅広い活動をサポートしています。
  • 丸亀市市民学級指導員
    期間 : 2012年04月 - 現在
    役割 : 助言・指導
    種別 : その他
    主催者・発行元 : 丸亀市教育委員会
    小学生 飯山総合学習センター 丸亀市在住の小学生を対象とした、工作体験や科学体験を行うための教室の指導員を務めています。
  • 夏休み自由研究応援隊
    期間 : 2010年07月 - 現在
    役割 : 講師
    種別 : フェスティバル
    主催者・発行元 : 県民(主に小学生)
     香川県内各所(主に香川大学サテライト) 主に小学生向けに,工作教室を香川大学全サテライトにおいて、毎年夏休みに実施しています。
  • 科学体験出前講義
    期間 : 2010年07月 - 現在
    役割 : その他
    種別 : 出前授業
    主催者・発行元 : 県民(主に小学生)
     代表として,管理運営および講師, 県内諸団体から依頼を受けて,科学体験教室を実施(2016年度はのべ100件実施)
  • かがわ源内ネットワーク 運営
    期間 : 2010年07月 - 現在
    役割 : その他
    種別 : その他
    主催者・発行元 : 自主事業
    イベント・番組・新聞雑誌名 : かがわ源内フェスティバル/サマーキャンプ/自由研究応援隊 他
     代表, 青少年を中心とした市民への理科・ものづくりの関心・理解の増進のため、イベントの企画・運営、出前教室を実施するほか、各団体の関連事業へのコンサルを行っています。
  • 高松市こども未来館懇談会委員
    期間 : 2013年04月 - 2017年03月
    役割 : 助言・指導
    主催者・発行元 : 高松市
     科学体験コーナーに関しての設計、提案
  • 日本ロボット学会 代議員
    期間 : 2011年01月 - 2013年12月
    主催者・発行元 : 日本ロボット学会
  • こども未来館設計WG委員
    期間 : 2011年11月 - 2013年03月
    役割 : 助言・指導
    種別 : その他
    主催者・発行元 : 高松市
     新設する子ども未来館(仮称)の建物、設備の検討委員会委員兼WG代表

メディア報道

  • Journal of Robotics and Mechatronics Reviewer
    報道 : 2011年01月
    発行元・放送局 : Journal of Robotics and Mechatronics
     その他 査読者

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