自己評価能力を育成し、子供が自立した学習者として学び続ける道徳科授業モデルの構築
日本学術振興会:科学研究費助成事業 研究活動スタート支援
研究期間 : 2020年09月 -2022年03月
代表者 : 清水 顕人
本研究では、小学校高学年の3学級において授業実践と観察を行った。子供自身が、対話を通して、評価の視点に沿って学びを振り返ることのできる1単位時間の道徳科の授業を構想・実践し、課題を明らかにした。そして、その課題を改善するために、他者からの評価が書かれた付箋を受け取り、自己を振り返ることができるようにした。改善した授業を実施した後、質問紙調査を実施した。授業実践と、質問紙調査から、以下の結果を得た。
付箋を用いることによって、子供自身が学びを振り返るための交流が短時間で効果的に行われることや、付箋による他者からの評価を受け取ることが学びの振り返りを深めることが明らかとなった。