多声的保育評価の開発:子どもと保護者の声を評価に導入する方法の提案
日本学術振興会:科学研究費助成事業
研究期間 : 2019年04月 -2023年03月
代表者 : 松井 剛太; 升川 琢也; 松本 博雄; 濱田 祥子; 上村 眞生; 水津 幸恵; 片岡 元子; 中西 さやか; 岡花 祈一郎; 大野 歩; 越中 康治; 佐藤 智恵
本年度の研究では、下記の2点について進めた。
第1に、アクションリサーチの実施を通じて、子どもの声を聴く多声的保育評価における子どもの立ち位置と方法論を検討した。子どもの立ち位置については、権利主体者、探究者、創造者という3つを整理し、アセスメントの実施の過程で保育者と子どもとの関係性の意味や変化について検討した。また方法論に関しては、ドキュメンテーションやラーニングストーリーなどの記録物の分析、保育カンファレンスなどの対話の分析、行事などの活動の分析を進めた。
第2に、成果の公表と次年度の計画の整理である。アクションリサーチから明らかになった成果を論文や書籍で公表した。また、計画が前倒しになっていることから次年度のアクションリサーチと成果の公表に関する計画を再構成した。